「世界一幸運だった男」水原被告が重ねた嘘に韓国メディアも愕然 大谷翔平の“盟友”からの転落劇に衝撃消えず「底なしの闇に」

2025年2月9日(日)6時0分 ココカラネクスト

大谷に常に寄り添っていたはずの水原被告。その罪は世界に衝撃を与え続けている。(C)Getty Images

 現地時間2月6日に国際的なスキャンダルに一つの答えが出された。ドジャースの大谷翔平の元専属通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが行われ、検察の求刑通りに4年9か月の禁錮刑と同選手に対する約1700万ドル(約25億6700万円)の賠償命令となった。

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 減刑を求めた言い分も一切認められなかった。水原被告は量刑言い渡しに先立ち、ジョン・ホルコム判事に書簡を提出。大谷に対して「本当に申し訳なく思っている」と謝罪の意を示した上で、苛烈な労働環境下で、経済的にも生活が困窮。大きなストレスからギャンブル依存症に陥ったとする意見を寄せ、「どうか、慈悲を与えてください」と情状酌量を求めた。

 しかし、検察が同被告の主張に潜んだ矛盾を証拠とともに次々と指摘。書簡を受け取っていたホルコム判事も「この手紙は裁判所を欺き、重要な事実を省略している。全く信用できるものではない」と断罪した。

 日本ハム時代から大谷と縁を結び、メジャーリーグ挑戦時から専属通訳となって二刀流を支えていた水原被告。その献身的な姿は、誰の目から見ても偉才の「良き友」のように見えていた。それだけに名通訳の転落劇は、世界で大きな波紋を広げている。

「常にスーパースターの傍らにいた通訳は底なしの闇に落ち、愚かな決断を繰り返した」

 そう綴ったのは、韓国の日刊紙『朝鮮日報』だ。

 昨年3月にスキャンダルが発覚する舞台となったソウルに拠点を置く同紙は、水原被告について「大谷が信頼を寄せるパートナーであり相談相手だった」と指摘。その上で「1年前のソウルシリーズでは結婚したばかりの大谷夫妻に寄り添い、水原も妻を伴なって行動する姿が見られた。しかし、彼はスキャンダル発覚によって、人生の絶頂から一夜ですべてを失った」と断じた。

 また、同紙は「著しく低賃金」だったと主張した水原被告の銀行口座に19万5000ドル(約3000万円)もの残高があり、さらに大谷が水原夫妻に日本往復のファーストクラス航空券を用意していた事実を強調。「水原はスーパースターと一緒に歩むことで得られるはずだったキャリアと経済的な利益を根こそぎ失った。そしてそれだけでなく、人生そのものが暗転したのだ」とし、次のようにリポートを結んでいる。

「世界一幸運だった男は、いまや人生最大の危機に陥っている」

 今後は3月24日に収監され、刑期終了後は日本に強制送還される見通しとなっている水原被告。噓を重ねながらも「すでに更生向けて変わり初めている」と口にした彼の正真正銘の反省を願いたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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