「看板打者が3種類のグラブを持ち歩いている」内外野をこなす岡本和真に韓国メディアが感嘆 既成概念を覆すプレースタイルに「大きな強みだ」
2025年2月9日(日)17時0分 ココカラネクスト
![](https://news.biglobe.ne.jp/sports/0209/7859636726/ckn_7859636726_1_thum800.jpg)
複数ポジションをこなせる岡本の存在は指揮官にとっても心強い限りだ(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
球界を代表するスラッガーの“献身ぶり”が海外でも話題となっている。
巨人の岡本和真はプロ11年目を迎える今季も、主砲としての活躍が期待されている。昨季は個人タイトルこそ逃したものの、その打棒でチーム4年ぶりのリーグ制覇に貢献。新シーズンでも連覇や日本一奪還が至上命題となる巨人の先頭に立ち、牽引する役割が課せられている。
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近年では打撃面に加え、内外野複数ポジションをこなす守備スキルも岡本の特徴のひとつとして広く知られることとなった。ここ2シーズンに渡り、公式戦では三塁、一塁、左翼で出場している。
現在行われている春季キャンプでも、各ポジションでの守備練習を行う様子なども伝えられて来ている中、韓国メディア『スポーツ朝鮮』も岡本のユーティリティなプレースタイルをフォーカスし、賛辞を送っている。
2月7日の配信となった特集記事の中で、岡本の打者としての実績などを振り返りながら、「ジャイアンツの4番の系譜を継ぐ、球団を代表する打者」と紹介し、守備ポジションにも言及。同メディアは、「そんな看板打者が、グラブを3種類持ち歩いている。まるで控え選手のように、三塁手用、一塁手用、外野手用のグラブを準備している」と感嘆する。
その上で、「通常、主力選手には決まったポジションがある。複数のポジションをこなせる選手でも、レギュラークラスになれば特定の守備位置に固定されるのが一般的。しかし、岡本は違う道を進んでいる」と綴っている他、キャンプ地での練習模様も以下の様に説明している。
「2月6日、宮崎・サンマリンスタジアム。岡本はまず三塁でノックを受け、その後中継プレーの練習を経て外野へ移動。レフトの守備にも入った。どれほど高い運動能力があっても、これをこなすのは容易ではない」
また同メディアは今季、岡本のサード起用を有力視しながらも、昨季同ポジションへコンバートとなった坂本勇人、一塁手としてのプレーが予想される新外国人トレイ・キャベッジの存在にも触れ、「起用バランスによっては、岡本の守備位置が再び変わる可能性もある」などと見通している。
さらに、トピックでは巨人が今オフ、甲斐拓也、ライデル・マルティネスといった大物選手の補強を行ったことも伝えながら、「何より、複数のポジションをこなせる4番打者がいることが、チームにとって大きな強みとなる」として、岡本の貢献度の高さを強調している。
新シーズンでも4番打者としての出場が見込まれ、3つの守備ポジションへの意欲も示している岡本。今季もグラウンド上における背番号25の一挙手一投足には、誰よりも多くの視線が注がれることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]