中国移籍アジズの市場価値、清水エスパルスが支払った移籍金の2倍以上に
2025年2月9日(日)17時16分 FOOTBALL TRIBE
![](https://news.biglobe.ne.jp/sports/0209/6636198435/fbt_6636198435_1_thum800.jpg)
清水エスパルスは1月28日、ガーナ人FWアブドゥル・アジズ・ヤクブが海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを公式発表。すでに青島西海岸FCのトレーニングに参加するなど、中国1部クラブへの移籍は確実とみられるが、現地メディアが同選手の移籍金や市場価値を報じている。
同選手の去就を巡っては、中国サッカーの情報を専門に扱う『ホットポップ・フットボール』が1月29日、中国メディアの報道を引用する形で「アジズは中国へ復帰。青島西海岸FCに加入する」と報道。選手本人は2月3日に青島西海岸FCのトレーニングキャンプ地であるドバイへの到着を報告するとともに、食事会場で同クラブ所属のブラジル人MFマテウス・インディオとともに過ごす様子もインスタグラムのストーリーズにアップしていた。
9日午前の時点で清水からの公式発表がないなか、中国メディア『捜狐』は7日の時点で「アジズは4日から青島西海岸FCに合流。CSKAモスクワ、ウラルとの練習試合でプレーした。(加入は)公式発表を待つのみ」と報道。「中国1部リーグでは、間違いなく平均レベル以上の外国人ストライカー」と評している。
また移籍金については、「アジズは2024年7月、移籍金120万ユーロ(約1億9000万円)で清水へ加入」とリポート。青島西海岸FCが清水に対して支払った移籍金額には触れていないが、「現在の市場価値は250万ユーロ(約4億円)だ」と伝えている。
現在26歳のアジズは、ヴィトーリアSCやエストリル、リオ・アヴェなどポルトガル国内の複数クラブを経て、2023年3月にリオ・アヴェから中国1部・武漢三鎮へ期限付き移籍。武漢三鎮ではブラジル人FWアデミウソン(元横浜F・マリノス、ガンバ大阪、町田ゼルビア)からレギュラーを奪い、中国1部リーグ17試合のスタメン出場で15ゴール2アシスト。絶対的ストライカ−として活躍していた。
2024年1月に武漢三鎮からリオ・アヴェへ復帰し、2023/24シーズンのポルトガル1部リーグ戦13試合のスタメン出場で6ゴール2アシストをマークしたアジズ。同年6月に清水へ完全移籍したが、清水では控え要員に。J2リーグで6試合の出場にとどまったが、それでも3ゴールと出場機会が少ない中で結果を残していた。