トライアンフが新製品発表会を開催。オールドスタイルなボンネビルなど3車種をお披露目

2018年2月10日(土)18時50分 AUTOSPORT web

 トライアンフモーターサイクルジャパンは2月10日、東京都内でニューモデル発表会を開催。2018年から国内販売を開始する3車種をお披露目した。


 トライアンフはイギリスに拠点を持つバイクメーカー。第1号車を製造したのは1902年で、世界最古の老舗バイクメーカーとして知られており、現在はスポーツタイプやアドベンチャータイプ、オールドスタイルのクラシックタイプ、クルーザータイプのバイクを販売している。


 モータースポーツでは、これまでトライアンフのバイクはマン島TTやスーパースポーツ世界選手権(WSS)などで活躍を収めてきた。


 また、2019年からはMotoGPのMoto2クラスでオフィシャルエンジンサプライヤーを担当。2018年限りでサプライヤーを退くホンダに代わって2021年までMoto2にエンジンを供給するなど、バイクレース界への関与を強めている。


 そんなトライアンフがニューモデル発表会を開催。登壇したトライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫社長は、2017年に過去最高の年間登録台数を記録したことを明かし、「大型バイク登録で輸入車ブランド3位」につけたと日本での成長をアピール。


 そして、2018年は「”TRANSFORM”をテーマに『次のレベル』に向け『大きく変革』し、『楽しいバイクライフを』お届けしたい」とした上で、その成長戦略の先陣を切る3モデルを披露した。


 お披露目されたのはオンロード/オフロードとマルチな走りを楽しめるアドベンチャーカテゴリーに属する『NEWタイガー800』と『NEWタイガー1200』、クラシカルなスタイリングが特徴の『ボンネビル・スピードマスター』の3車種だ。


■NEWタイガーシリーズは「ロングツーリングになるほど疲れにくい」。エンジンはMoto2と同じ”DNA”の3気筒


 NEWタイガーシリーズは、「スポーツバイクのDNAを持つ」として、Moto2に供給予定のものと同じく、3気筒のエンジンを搭載。レスポンス向上や、1速ギヤのショート化などにより、オフロード/オンロードでの走行性能が改善されている。


 上位モデルにあたるタイガー1200は、バイクの『1st Class』をスローガンに、先代モデルから最大11kgの軽量化が行われ運動性能が向上。また、キーを挿さずにエンジンを指導できるキーレスシステムやバイクの設定を簡単に変更できるようメーターに5インチのフルカラーTFTディスプレイを採用。グリップヒーター・シートヒーターといった快適装備も整えられた。


 兄弟車のタイガー800は軽量な車体が生み出す軽快なライディングが特徴のモデル。こちらもレスポンスの向上が図られたエンジンを搭載するほか、タイガー1200同様に操作しやすい5インチのフルカラーTFTディスプレイが採用されている。

発表会に登壇した柏秀樹さんと風間晋之介さん


 発表会にはダカールラリーなどにも参戦経験を持ち、タイガーシリーズのアンバサダーを務める柏秀樹、風間晋之介も登場。プライベートでもトライアンフのバイクを愛用しているという柏は「3気筒ならではのエンジン音、4気筒と異なるサウンドが乗っていて楽しいですね。また、ロングツーリングなればなるほど疲れにくいんですよ」と新製品の魅力をPR。


 1月に行われたダカールラリーの第40大会を完走した風間は「今までいろいろなオフロードバイクに乗ってきましたが、タイガーやスピードトリプルといったトライアンフのバイクはスポーティで別格だと思います。(新型のタイガーは)よりレーシーでスポーティなので、サーキットの走りも試してみたいです」と目を輝かせた。

会場に展示されたNEWタイガー1200。関係者からは熱い視線が注がれていた
NEWタイガーシリーズはオフロード/オンロードの両方を楽しめるアドベンチャーモデル

NEWタイガーシリーズはオフロード/オンロードの両方を楽しめるアドベンチャーモデル
NEWタイガーシリーズは、LEDライトを採用
NEWタイガーには5インチのTFTディスプレイが搭載されている


■スピードマスターはクラシカルな外観が特徴。自分好みのカスタマイゼーションも


 そんなタイガーシリーズとは対照的に、クラシカルな外観が特徴のボンネビル・スピードマスターは、1200ccの大排気量エンジン“ボンネビル・エンジン”を心臓部に搭載。専用チューニングにより、低回転域からの高トルク・高出力が実現されている。また、ロングツーリングには必要不可欠と言えるクルーズコントロールも搭載された。


 スタイリングについては往年のルックスを維持しながらもシート高が710mmと低めに設定されたことで足つき性と扱いやすさが改善。女性でも扱いやすく、「ゆったりとした自然なライディングポジションを保ち、心地よく走行」できるとしている。

クラシカルなスタイリングが特徴のボンネビル・スピードマスター


 またユーザーが好みのスタイリングを仕上げ、自分好みの1台を作り上げられるよう、カスタマイズサービスも提供。用意された130種類以上のアクセサリーを組み合わせ、オリジナルな1台を作ることができる。


 今回発表された3モデルのうち、NEWタイガーシリーズは3月10日から、ボンネビル・スピードマスターは4月7日ごろから販売される予定。価格はタイガー800が143万円、タイガー1200が222万7500円から。ボンネビル・スピードマスターは170万5000円からとなっている。

クラシカルなスタイリングが特徴のボンネビル・スピードマスター


AUTOSPORT web

「バイク」をもっと詳しく

「バイク」のニュース

「バイク」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ