MLB公式がキャンプで必見12投手を紹介! 佐々木、菅野はもちろん、一番見たいのはやっぱり二刀流?
2025年2月10日(月)17時30分 ココカラネクスト

投手復帰を目指す大谷。今季は二刀流で魅せてくれるだろう(C)Getty Images
メジャーリーグは2月9日(日本時間10日)のカブスを皮切りに、30球団のバッテリー組が次々とキャンプインを迎える。MLB公式は「今春キャンプで見るべき12投手たち」という特集を掲載。日本人大リーガーではドジャース・佐々木朗希、オリオールズ・菅野智之、そしてドジャース・大谷翔平の3投手が紹介された。
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佐々木は12投手のトップバッターとして登場した。「昨年のポール・スキーンズ以降、最高のプロスペクトだ。彼がドジャースの一員として初めてマウンドに上がる時は、全ての視線が釘付けとなるだろう」と実戦デビューを待ちわびた。
「23歳の若き右腕は100マイル(約161km)以上の速球と、地球上で最高のスプリットを操る。誰もが注目すべき投手だ」と高い期待を寄せた。
2番手は昨年パイレーツで衝撃のデビューを飾ったそのスキーンズ。そしてヤンキースで復活を期すマックス・フリード、レンジャーズで再起をはかるジェーコブ・デグロムと続く。新戦力や故障からの復帰組の名前が並んでいき、12番手で登場するのが菅野だ。
「今季メジャーリーグにやってくる日本のエースはササキだけではない。長くNPBのエースだった35歳のベテランのスガノもその一人だ」
昨年は巨人で15勝3敗、防御率1.67という数字を残し、3度目のシーズンMVPを受賞したこと。そして2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝では、米国代表相手に力強い投球を披露したことなどを紹介。「何人かのファンはあの投球を覚えていることだろう。3年連続のポストシーズン進出を目指すオリオールズの、大きな補強であるのは確か」と先発ローテーションの一角に期待を寄せた。
そして「ワイルドカード」として13番目に紹介されたのが大谷だった。一昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて、昨年は打者一本に専念。そして史上初の「50−50」(54本塁打、59盗塁)を達成するなど、打者としてはキャリアハイを更新する成績で3度目のレギュラーシーズンMVPを受賞した。今季は2年ぶりに投手として復活し、投打二刀流という本来の姿を取り戻そうとしている。
「キャンプ期間中にオオタニが投球できるのかどうかはまだ分からないが、見られるかもしれない。もし投げるのであれば、ササキやスキーンズに並んでこのリストのトップに躍り出るだろう」
やはり高い注目度をMLB公式もそう伝えた。2023年のWBC決勝でマイク・トラウトを空振り三振に斬って優勝を決めた名シーンの動画も掲載。「ドジャースはキャンプ中のピッチングプログラムについてまだ決めていないが、もし実戦のマウンドに立てば誰もが注目する。オオタニは唯一無二の存在だ」と伝えた。デーブ・ロバーツ監督は投手としての復帰時期について5月を一つのメドに挙げている。それまでに実戦形式のマウンドを重ねることが必要で、キャンプ終盤にその場が訪れる可能性は決してゼロではない。
フロリダ、アリゾナ両州に分かれて、いよいよ始まるメジャーのスプリングトレーニング。束の間のオフを経て、選手たちがいよいよ戦場に帰ってくる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]