伊東純也&関根大輝出場のスタッド・ランス、リヨンに敗れ10戦未勝利…中村敬斗はメンバー外
2025年2月10日(月)1時2分 サッカーキング
スタッド・ランスの伊東純也(撮影は第16節サンテティエンヌ戦) [写真]=Icon Sport via Getty Images
ここまで5勝7分8敗の成績で勝ち点「22」を獲得し、現在14位につけるスタッド・ランス。直近9試合のリーグ・アンでは5分4敗と未勝利が続いており、今月3日にはルカ・エルスナー監督の解任が発表された。続く6日に行われたクープ・ドゥ・フランスのラウンド16では5部相当のブルゴワン・ジャリューに苦戦を強いられながらも、PK戦の末に辛くも突破を決めていた。
このような状況下で迎える今節は、ここまで8勝6分6敗の勝ち点「30」で8位につけるリヨンの本拠地に乗り込む。スタッド・ランスに所属する伊東純也はスターティングメンバーに名を連ね、関根大輝はベンチスタート。中村敬斗は当初ベンチメンバーに入っていたものの、直前にメンバーから外れている。
試合の均衡が破れたのは36分。リヨンが敵陣に入ってボールを握るなか、ペナルティエリア手前で相手をかわしたラヤン・シェルキが右サイドへ展開。待っていたコランタン・トリッソが最終ラインとGKの間にクロスボールを送ると、飛び込んだニコラス・タグリアフィコがダイレクトで押し込み、リヨンが先手を取った。
リヨンの1点リードで後半へ折り返すと、68分には追加点が生まれる。リヨンがペナルティエリア手前中央やや右寄りの位置でフリーキックを獲得すると、キッカーを務めたシェルキはふわりとした浮き球のボールをチョイス。フリーでボックス内へ飛び込んだトリッソがヘディングシュートを沈め、リヨンがリードを広げた。
終盤に入った79分には、リヨンが自陣でボールを奪ったところからカウンターへ。ドリブルで左サイドからボールを持ち運んだマリック・フォファナがグラウンダーのボールを折り返すと、ニアサイドへ飛び込んだティアゴ・アルマダ、さらに中央のゲオルゲス・ミカウターゼがスルーし、ボールはフリーのシェルキへ。ワントラップから豪快な一撃を叩き込み、勝利を決定付けた。
スタッド・ランスは3点ビハインドとなってもなかなか反撃の兆しを見せられず、伊東も序盤からクロスボールを上げる場面こそあれど、フィニッシュまで持ち込む場面は皆無。87分には途中出場していたザビがトリッソへのファウルでレッドカードを提示され、10人で戦うことを強いられる。
するとリヨンは後半アディショナルタイム、敵陣右サイド内側のスペースを駆け上がり、スルーパスを引き出したシェルキがグラウンダーのボールを通し、最後はミカウターゼが仕留める。4点目を奪い、試合はタイムアップを迎えた。
この結果、スタッド・ランスはリーグ・アンで10試合未勝利となった。伊東は88分、関根との交代でピッチを後にしている。一方で、勝利したリヨンはリーグ・アンで5試合ぶりに白星を掴んだ。
次節は16日に行われ、スタッド・ランスはホームでアンジェと、リヨンは敵地でモンペリエと、それぞれ対戦する。
【スコア】
リヨン 4−0 スタッド・ランス
【得点者】
1−0 36分 ニコラス・タグリアフィコ(リヨン)
2−0 68分 コランタン・トリッソ(リヨン)
3−0 79分 ラヤン・シェルキ(リヨン)
4−0 90+3分 ゲオルゲス・ミカウターゼ(リヨン)