「もう優勝ができないんじゃないか…」苦しんだ松山英樹がアジア人最多の9勝目【2024年大会振り返り】

2025年2月11日(火)12時1分 ALBA Net

昨年大会は松山英樹がツアー9勝目(撮影:GettyImages)

<ジェネシス招待 事前情報◇11日◇トリーパインズGC サウスC(カリフォルニア州)◇7765ヤード・パー72>

タイガー・ウッズ(米国)がホスト役を務める米国男子ツアー「ジェネシス招待」が、現地時間13日(木)から開催される。昨年は松山英樹が最終ラウンドで9バーディ・ボギーなしの「62」をマーク。トータル17アンダーで6打差を覆し、大逆転で2年ぶりツアー9勝目をつかんだ。ザ・リビエラカントリークラブで行われた2024年大会を振り返ろう。




出だしの1番パー5で幸先良くバーディを奪うと、2番、3番と連続バーディを奪取。単独首位を走るパトリック・キャントレー(米国)への猛追体勢に入った。

圧巻だったのはバックナインに入ってからだった。10番からまたしても3連続バーディを記録すると、15番パー4では2打目を20センチにつけてタップインバーディ。そして、この日のハイライトとなった16番ではホールインワン寸前というスーパーショットを披露した。

瞬く間にリーダーボードの頂点に立つと、17番でのバーディで後続と2打差。最終18番をパーで締めて力強くこぶしを握った。終わってみれば2位と3打差。「これ以上は望めない」という自画自賛の大逆転劇だった。

23年3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」で5位に入って以降は、優勝争いに絡めずにいた。「去年のプレーヤーズ以来トップ10に入っていなかったので、優勝できたのはうれしい」。もがき苦しんでいた松山にとって、勝利が何よりの薬となった。

K・J・チョイ(韓国)が保持していた「アジア人最多勝利数8勝」を更新。「8回目の優勝から、ケガなどもありすごく長く感じていましたし、トップ10も入れず、『もう優勝ができないんじゃないか』って思いましたけど、こうやって優勝できてうれしい。K・Jさんを超えることは一つの目標だった」と、感慨に浸った。

今年もリビエラで開催される予定だったが、ロサンゼルスの山火事の影響でトーリーパインズGCに変更して開催される。コースは変わるが、松山の連覇に日本のファンは期待している。


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