古賀琢麻、 NASCAR ARCAメナードシリーズ開幕戦デイトナに参戦決定。応援団長の横山剣さんも激励

2024年2月11日(日)9時9分 AUTOSPORT web

 アメリカのNASCARへの挑戦を続ける古賀琢磨が2月9日、愛知トヨタのGR garage高辻にて体制発表会を実施し、2024年NASCAR ARCAメナードシリーズ開幕戦デイトナ ARCA200に、CKB FAST TRACK TOYOTA RACINGから参戦すると明らかにした。


 1999年までレーシングカート、フォーミュラ・トヨタなど国内カテゴリーに参戦していた古賀は、2000年のNASCARウィークエンドシリーズ参戦以降、アメリカ西部に舞台を移し、NASCARの地域選手権に参戦し続けてきた。2019年のNASCAR K&Nプロシリーズ(現在のARCAメナードシリーズ・ウエスト/ARCA統括の西部シリーズ)よりシボレーからトヨタにスイッチ。以降、トヨタ・カムリのステアリングを握ってきた。


 そんな古賀は昨年に引き続き、2024年もメナードシリーズ・ウエストにJERRY PITTS / CKB TOYOTA RACINGから継続参戦するが、9日の発表会では新たな挑戦が明らかにされた。それはキャリア初となるデイトナ参戦だ。


 古賀は12歳のころにNASCARの存在を知って以降、NASCARの聖地デイトナ・インターナショナル・スピードウェイに対する憧れを抱き続けていた。ただ、先述のとおり古賀の主戦場はアメリカ西部のシリーズであり、北大西洋に面したアメリカ東部フロリダ州のデイトナでのレースの機会はこれまでなかった。


 そんななか、ARCAメナードシリーズ・ウエストを運営するARCA(アメリカ自動車レーシングクラブ)の最高峰シリーズに位置する『ARCAメナードシリーズ』の開幕戦『デイトナ ARCA200』にスポット参戦することが叶った。アンディ・ヒレンバーグがオーナーを務めるファストトラック・レーシングがエントラントとなるため、エントリーチームはCKB FAST TRACK TOYOTA RACINGとなる。


 なお、チーム名のCKBは、古賀の応援団長であり長年の友人の横山剣さんのクレイジーケンバンドの略称だ。横山さんはGR garage高辻にて行われた古賀のデイトナ参戦発表会にも登場し、古賀を激励した。


「長年の夢が叶いました」と古賀はコメント。


「日本で育った僕は、12歳のときに初めてアメリカにはNASCARというレースがあるのだと知りました。当時から憧れていたデイトナでNASCARを戦えることは、光栄です。チャンスを与えてくれたファストトラック・レーシング、そして私のキャリアを通して応援してくれたすべてのチームとファンに感謝したいです」


 古賀はデイトナでカーナンバー01のカムリのステアリングを握る。なお、同車は日本のMACNICAのカラーリングとなる。2024年NASCAR ARCAメナードシリーズ開幕戦デイトナ ARCA200は現地時間2月17日(土)に200マイル/80周で行われる。


 これまで、ストックカーでデイトナ・スーパースピードウェイでの公式戦に参戦した日本人は鈴木誠一、服部茂章のふたりだけだった。デイトナに挑む日本人3人目となる古賀の走りを楽しみにしたいところだ。

古賀琢麻とクレイジーケンバンドの横山剣さん
古賀琢麻


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