FCAヘリテージ部門が、アルファ ロメオやランチアの名車をレストアして販売するサービスを開始!

2月12日(月)11時0分 日本版Autoblog



自動車メーカーは自社のクラシックカーを、顧客と現代の製品を結びつけるために役立てようとしている。ランドローバーは最初期に生産したモデルや初代「レンジローバー」のレストアに取り組み、ジャガーは「Eタイプ」や「XKSS」を数十年ぶりに再生産。ポルシェは70周年を記念してピーターセン自動車博物館で特別展を開催中だ。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)はすでにヘリテージ部門を設けているが、さらに同部門で"Reloaded by Creators"というサービスを開始し、その歴史に新たな一歩を刻み始めた。

博物館による車両販売プログラムから着想を得たというこのReloaded by Creatorsサービスは、FCAヘリテージが、アバルト、アルファ ロメオ、フィアット、ランチア・ブランドの希少なクラシックカーを買い取り、オリジナル仕様にレストアした上で、コレクターに向けて販売するというものだ。FCAヘリテージの責任者であるロベルト・ジョリート氏は、パリで開催された「レトロモービル」でこのサービスを発表し、最初に手掛ける5台のクラシックカーを明らかにした。その5台というのは、1991年型アルファ ロメオ「スパイダー」、1973年型ランチア「フルヴィア クーペ モンテカルロ」、1981年型ピニンファリーナ・スパイダーヨーロッパ」という"究極のクラシックカー"3台と、1989年型アルファ ロメオ「SZ」と1959年型ランチア「アッピア クーペ」の"カロッツェリア製カスタム"2台だ。

究極のクラシックカー3台は、いずれも最終型が選ばれている。必ずしも最終年式というわけではないが、デザインとエンジニアリングに関しては、それから刷新されたモデルが登場していない。

ランチア フルヴィア クーペが生産終了したのは1976年だが、1973年型の「モンテカルロ」バージョンは、1972年にラリー・モンテカルロで優勝した記念に生産された限定モデルだ。今でも当時のナンバープレートが装着されている。

1981年型ピニンファリーナ・スパイダーヨーロッパは、欧州市場向けにフィアット「124スパイダー」から名前が変更されてから最初に製造されたモデルであり、この長寿コンバーチブルの最終進化型でもある。この個体はフィアットがずっと所有していた1台で、走行距離はわずか1万kmに過ぎない。

アルファ ロメオ スパイダーは1966年から1993年まで生産が続けられた。この1991年型は1990年にピニンファリーナによるリデザインを受けたシリーズ4と呼ばれる最終モデル。これも製造された時からフィアット・グループが保有するもので(アルファ ロメオは1986年からフィアット傘下)、技術テストやカスタム・カラーのテストに使用されたという。美しい独自のカラーリングはそのためだ。

アッピア クーペは、ランチアのミッドサイズ・シャシーにピニンファリーナがクーペ・ボディを架装したモデル。1957年から1963年まで製造されたが、1959年型は同年にアップデートされたアッピアの第3世代がベース。

アルファ ロメオ SZ(スプリント・ザガートの意)は、アルファ ロメオの4ドア・セダン「75」のシャシーやパワートレインを使って、ザガートが熱可塑性複合素材製のファンキーなボディを載せたスポーツカーに作り替えた。1989年から1991年に、約1,000台がミラノ郊外のザガートの工房で、ほとんど手作りされたが、この個体はバロッコのテスト・コースで数々のテストに使われたという。事実上のプロトタイプで、後の生産車とは細部が異なるそうだ。

これらの車両には全て認定書が付属し、FCAの保証も付く。FCAヘリテージはこれらを販売して得た資金を使って、同社の永久所蔵に加えるクルマを買い求めるつもりだ。

By JONATHON RAMSEY

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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