「フェラーリはクレバーなソリューションを見つけ出した」ベッテル、新車『SF1000』のパフォーマンスに期待
2020年2月12日(水)7時23分 AUTOSPORT web
スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2020年型フェラーリF1マシン『SF1000』の正式発表に際し、チームは新車開発において素晴らしい仕事を達成したと語り、2020年シーズンへの期待を語った。
フェラーリは2月11日にイタリアのレッジョ・エミリアにあるロモロ・ヴァッリ・ムニキパーレ劇場において新車発表会を行った。『SF1000』披露の瞬間に立ち会ったベッテルは、「信じられないほどの成果だ。チームは膨大な時間を費やしてマシンを開発した。このマシンを気に入ったよ」と語った。
「少し前に見る機会があって、昨年型と比較することもできた。リヤ部分とパッケージングの面で特に違いがあることは、見て分かると思う」
「マシンのリヤ部分がかなりタイトになった。その部分にチームはかなり力を注いだはずだ。簡単なことではないからね。でも、このデザインを実現するためのクレバーなソリューションを見つけ出したんだ」
「あとは、去年より赤い部分が少し多いのもいい感じだと思う」
「早くこのマシンで走りたい。見ているだけより実際に乗る方がずっとエキサイティングだからね」
2020年シーズンについて予想をすることはまだできないと言うベッテルだが、チームが昨年型よりもさらに優れたマシンを作り出したとは感じているという。
「予想するのは不可能だけど、チームが多くの時間をかけ、膨大な作業に取り組んで、このマシンを仕上げたことは確かだ。一歩前進を成し遂げていると思う。実際に乗った時に同じことを感じられるといいね」
「ただ、マラネロで働くチームの全員が今も懸命に取り組み、マシンをさらに改善するために努力していることは間違いない。彼らの努力を信頼することはできる。もし未来を占う水晶玉があったら、それが映し出されるのは間違いないだろう。でもそれ以外の部分は、冒険の一部だ。根気よく待って、確かめる必要がある」
2015年にフェラーリに加入したベッテルは、今年同チームでの6年目を迎える。2019年は1勝を挙げてランキング5位という結果だったが、2020年、自身5度目のタイトル獲得を目指す。