ケビン・マグヌッセンの異母弟ルカ・マグヌッセンがイギリスでシングルシーターレースに出場へ

　3人目のマグヌッセンがF1への道を歩んでいる。ケビン・マグヌッセンがハースとの2度目の契約を終え、グランプリレースから引退してからわずか数カ月後、彼の異母弟であるルカ・マグヌッセンが、イギリスのGB4選手権にフォーテック・モータースポーツから参戦する契約を結んだのだ。

　15歳のマグヌッセンは、2023年と2024年にカートの最も大きな国際大会に出場したため、カートからは卒業する予定だ。マグヌッセン家に近い人物によると、ルカは父ヤンと兄ケビンのようなスピードを持ちながらも、輝かしい先輩たちよりも規律正しく、成熟したレースへのアプローチを兼ね備えているという。

　GB4はイギリスF4選手権の直接の競合シリーズで、F4の古いシャシーを使用しているが、国際カテゴリーよりもかなり安価だ。シングルシーターへの転向を発表した際、ルカ・マグヌッセンは「自分のキャリアの次のステップに進むことができてとてもうれしく思っているし、フォーテック・モータースポーツのような有名で経験豊富なチームと組めることを誇りに思う」とコメントした。

「チームはすでに僕を温かく迎え入れてくれている。今はただスタートして、自分の実力を見せることに興奮している。大きな挑戦とさらなる競争に満ちた1年が僕を待ち受けている。これまでずっと僕を支えてくれたスポンサーと家族に心から感謝している」

　ヤンやケビンと同じく、ルカもイギリスでシングルシーターのキャリアをスタートさせる。マクラーレンとスチュワート・グランプリに所属していたヤンは、今もモータースポーツの本場はイギリスであり、若いドライバーたちにとって完璧なトレーニングの場とみなしているからだ。ふたりの元F1ドライバーがキャリアを指導してくれることは、若いルカにとって間違いなくプラスになるだろう。その一方で、このGB4での最初のシーズンにおいて彼がどこまで行けるのか、そして彼が父親や兄と同じ精神力を持っているのかどうか、最初の兆しが見られることだろう。

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