4度目“トリプルスリー”達成へ 復活を期す山田哲人に「ちょっと心配」とヤクルトOBが語るわけ

2023年2月12日(日)17時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 球団史上初の3連覇と日本一を目指す今季のヤクルト。昨季は村上宗隆(23)が史上最年少で「3冠王」を獲得する大活躍や、オスナ(30)、サンタナ(30)の両外国人の活躍、中継ぎ投手陣の奮闘もあり、リーグ2連覇を果たした。

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 3連覇へカギとなるのが主将・山田哲人(30)の復活だ。2020年のオフに7年総額40億円の超大型契約を結び、契約2年目の昨季はチームを優勝に導いたものの、全盛期に比べると物足りない成績だった。復活を目指す今シーズンは、春季キャンプから新フォームを模索するなど、試行錯誤を続けている。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンのメンバーにも選出された山田は、今季5年ぶり4度目となる“トリプルスリー”を達成することができるだろうか。

 元ヤクルトOBで現役時代は守備の名手としても知られた宮本慎也氏が、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演し、山田ついて言及した。宮本氏は「今年ね、ある程度、山田らしさみたいなものが出れば、また数年スーっと行くかなとは思うけど、今年あまりよくないと、周りから『あれ?』ってなってくる。勝負の年にはなるのかな」と話し、今季の重要性を話した。また、「WBCに行くのもちょっと大変だなと思う。調整を早くしないといけないが、彼は元々スロースターターなので、そういうことを考えるとちょっと心配はある。だけどやっぱり頑張ってほしいかな」と、侍ジャパン選出による影響を心配している様子だった。2015年と19年のプレミア12、17年のWBC、21年の東京オリンピックと、出場した国際大会で勝負強さを発揮してきた山田。今回のWBCでも活躍を披露し、ペナントレースへ弾みをつけることができるだろうか。

 昨シーズンの山田は23本塁打、65打点、出塁率・333を残しリーグ連覇に貢献したものの、打率は・243、盗塁が10と、少し物足りない成績だった。宮本氏は「彼は求められているところが違う」と話したうえで、「最悪、打率・280、30本くらいはやって当然」と、具体的な数字を出して山田の今シーズンに期待した。

 31歳となる今シーズンだが、老け込むにはまだまだ早い。打棒復活で5年ぶり4度目となる“トリプルスリー”を達成し、チームを3連覇に導くことができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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