阪神 初のリーグ連覇へ視界良好か 岡田監督が高木豊氏に語った「自信」と「チームの成熟度」

2024年2月13日(火)12時26分 ココカラネクスト

岡田監督率いる阪神が今季も勢いを見せるか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 球団初のリーグ連覇を目指す阪神キャンプからは日々、活発な話題が伝えられている。

 2月12日に行われた1、2軍合同の紅白戦では白組の「1番・三塁」に入った佐藤輝明が豪快な先頭弾を放つなど、1本塁打を含む2打数2安打。前日に行われた試合含め、4の4とオフに取り組んだ打撃フォーム改造も好調な様子を示している。

【阪神キャンプ】『主力におごりが一切無い』岡田監督が指摘する森下のバッティングは実際…岡田監督の手腕を支える平田ヘッドの存在が大きい!!高木豊が沖縄からお届けします!

 ほかにも12日の試合では育成ドラフト2位の福島圭音(白鴎大・22)が俊足を生かして盗塁を決めるなど、楽しみな新戦力も増えてきた。目指す球団初のリーグ連覇をめぐっては球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は2月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【阪神キャンプ】『主力におごりが一切無い』岡田監督が指摘する森下のバッティングは実際…岡田監督の手腕を支える平田ヘッドの存在が大きい!!高木豊が沖縄からお届けします!【プロ野球】」と題した動画を更新。沖縄・宜野座キャンプを訪れた際に首脳陣、選手らと交わした会話など含めキャンプリポートを届けている。

 まず昨年ルーキーイヤーで10本塁打をマークし、今季も飛躍が期待される森下翔太に関しては、紅白戦の打撃も見たとした上で「いい感じで打てていた」と評価。オフに取り組んだ新フォームに関しては首脳陣も自主的な取り組みを認めた上で「あれで最後まで打てればいいな」と話していたという。

 森下は今キャンプに大リーグ、レッズなどで4256安打をマークしたレジェンド、ピート・ローズ氏愛用のバットを参考にした新バットを持ち込んでいる。体全体で力をバットに伝えることを目的としているとされるが、高木氏も新バットに関しては「ピート・ローズは本来単打 形的にも違うんじゃないかな」とローズ氏は安打製造機として知られたとあって、長打力が持ち味の森下とはタイプが違うことを懸念する場面も。ただ本人が試していることを見守りたいとした。

 また紅白戦を本塁打含む4の4と好調な調整ぶりを見せている佐藤に関しては「あれは打つ、やってきたこと、サトテルは心配してない」とオフの取り組み含め、高く評価し、シーズン本塁打の予想に関しても「30本ぐらい、いってほしいな」と先々は40本マークする実力もあるとしながら、キャリアハイを望む声が出ていた。

 さらに岡田監督にも話を聞いたとした上で、大事な連覇に臨むシーズンにおいては、指揮官はこう語っていたという。

 「消去法でいくと怖いチームはあるけど我々がしっかり準備をして、しっかり野球できれば大丈夫なんじゃないかな」と自信をのぞかせていたという。連覇の難しさも当然分かった上で、選手たちの成長を認めるシーンもあったという。「昨年はちょっと手をかけなきゃいけないところはあったけど、今年は選手が勝手に考えてしっかりやってくれている」と優勝を果たしたことで選手たち各自に自立心がしっかり芽生えてきていると話したというのだ。

 この点に関しては高木氏も阪神を「大人のチーム」と評し、「勝った経験は生きてくるんじゃないかな」と培った経験が大きいとした。

 先々を見据えて動く岡田監督の「頭脳」はよく知られているが、高木氏も様々なチーム構想に関して「考えていることが深いわ」とうなり、今季もセ・リーグの戦いは岡田阪神が中心になるという見立てを示した。動画内ではほかにも選手たちに聞いた今季に賭ける意気込みなど、〝生の声〟が紹介されている。

 果たして球団初のリーグ連覇は達成されるのか。新戦力含め開幕までの道筋も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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