ユーヴェ、終盤の失点取り消しでフィオレンティーナに“ウノゼロ”勝利…ラビオが決勝弾

2023年2月13日(月)4時36分 サッカーキング

ユヴェントスがセリエAで2連勝 [写真]=Getty Images

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 セリエA第22節が12日に行われ、ユヴェントスとフィオレンティーナが対戦した。

 不正会計による勝ち点「15」はく奪処分を受けたユヴェントスは、コッパ・イタリアこそ準決勝進出を決めているが、セリエAでは第18節ナポリ戦から3試合連続で白星から遠ざかっていた。それでも、前節はサレルニターナを相手に3−0と快勝。負傷から戻ってきたドゥシャン・ヴラホヴィッチが“復活”を告げる2ゴールを決めていた。今節はユヴェントスを勝ち点差「2」で追うフィオレンティーナと対戦。ユヴェントスはヴラホヴィッチやフェデリコ・キエーザ、アンヘル・ディ・マリアらが先発に名を連ねた。

 試合は序盤からユヴェントスがより多くのチャンスを作り出す。12分、敵陣で相手のバックパスを拾ったヴラホヴィッチが右へ渡すと、ボールを受けたディ・マリアがカットインから左足でシュート。DFに当たってディフレクションしたボールをフィリップ・コスティッチが得意の左足で狙ったが、これはゴール右へと外れた。

 23分には右サイドでボールを受けたキエーザが縦突破からクロスボールを送ると、ファーサイドへ流れたボールをコスティッチが左足シュート。枠を捉えた一撃はGKピエトロ・テラッチアーノに阻まれた。

 それでも、34分には遂に試合を動かすことに成功。ペナルティエリア手前でルーズボールを拾ったマッティア・デ・シリオが深い位置まで侵入し、マイナスへと折り返す。これはクリアされたものの、そのボールを拾ったディ・マリアがファーサイドへ浮き球のクロスボールを供給。最後はアドリアン・ラビオがヘディングシュートを放った。GKのテラッチアーノに弾かれたものの、既にゴールラインを超えていたことからラビオのゴールが認められる。ユヴェントスが1点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入っても試合の様相は変わらない。59分には左サイドでディ・マリアがボールをキープすると、フォローに来たマヌエル・ロカテッリが中央へと繋ぐ。フリーでボールを受けたコスティッチがスルーパスを通すと、抜け出したヴラホヴィッチがGKとの1対1を仕留めた。ヴラホヴィッチの2試合連続ゴールでユヴェントスがリードを広げたかに思えたが、これはヴラホヴィッチのポジションがオフサイドだったため得点は得点は認められなかった。

 1点を追いかけるフィオレンティーナは終盤に差し掛かった88分に反撃へ。セットプレーのこぼれ球を左サイドで拾ったリッカルド・サポナーラがクロスボールを送るも、これはユヴェントス守備陣に跳ね返される。それでも、ルーズボールに反応したガエターノ・カストロヴィッリが右足一閃。ダイレクトで狙った強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さった。しかし、オンフィールドレビューで判定が変更。サポナーラのクロスボールに反応したルカ・ラニエリがオフサイドポジションでボールに関与したと判断され、土壇場での同点ゴールは取り消しとなった。

 試合はこのままタイムアップ。ユヴェントスがセリエAで2連勝を飾り、ここからの上位進出に向けて貴重な勝ち点を積み上げた。一方、フィオレンティーナはセリエAで2連敗を喫しただけでなく、5試合勝利なしと苦しい状況が続いている。

 この後、ユヴェントスは16日にヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフのファーストレグでナントをホームに迎える。次節のセリエAでは19日にスペツィアと敵地で対戦予定だ。一方、フィオレンティーナも16日にヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・決勝トーナメントプレーオフのファーストレグが予定されており、敵地でブラガと対戦する。次節のセリエAはユヴェントスと同じく19日に行われ、ホームにエンポリを迎える。

【スコア】
ユヴェントス 1−0 フィオレンティーナ

【得点者】
1−0 34分 アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)

サッカーキング

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