“MSN”の登場から10年…強力トリオが再びバルサを牽引、36試合で合計66ゴール32アシスト

2025年2月13日(木)13時26分 サッカーキング

(左から)ヤマル、ハフィーニャ、レヴァンドフスキ [写真]=Getty Images

 驚異的な得点力を誇るバルセロナの前線に注目が集まっている。

 昨年夏に就任したハンジ・フリック監督の下、ラ・リーガで首位と「2」ポイント差の3位に付け、チャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズ2位でベスト16進出を決めるなど、まずまずのシーズンを過ごしているバルセロナ。ハイライン戦術への対策に苦しみ、勝ち点を取りこぼす試合も見られるが、開幕からここまで公式戦36試合で113ゴールを挙げるなど、異次元の攻撃力を発揮している。

 際立っているのが攻撃の主軸を担うスペイン代表FWラミン・ヤマル、ブラジル代表FWハフィーニャ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキのパフォーマンスだ。ヤマルは17歳とは思えぬプレーを続けており、ハフィーニャはフリック監督の指導の下で完全に覚醒。さらに、この2選手のサポートを受けるレヴァンドフスキはレアル・マドリードに加入したフランス代表FWキリアン・エンバペを抑え、ラ・リーガ得点ランクのトップに立っている。

 今から10年前の2014−15シーズン、ルイス・エンリケ監督(現:パリ・サンジェルマン)に率いられたバルセロナは3冠を達成した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(ともに現:インテル・マイアミ)、ブラジル代表FWネイマール(現:サントス)が形成した前線トリオは、3人の頭文字をとって“MSN”と名付けられ、数多くのゴールを生み出した。

 “MSN”の登場から10年、バルセロナは再び強力な前線トリオに牽引され、得点を積み重ねている。ここまで公式戦36試合を終え、ヤマルは11ゴール14アシスト、ハフィーニャは24ゴール15アシスト、レヴァンドフスキは31ゴール3アシストをマークし、3人の合計は66ゴール32アシストとなる。スペイン紙『アス』によると、これは最初の36試合で合計68ゴール32アシストをマークした“MSN”に匹敵する数字とのこと。当時はスアレスが出場停止処分を受け、シーズン序盤数試合の欠場を余儀なくされていたが、それでもヤマル、ハフィーニャ、レヴァンドフスキの3人が残している数字は見事だ。

 今シーズンのバルセロナはすでにスーペルコパ・デ・エスパーニャのタイトルを獲得。コパ・デル・レイでも準決勝進出を決めており、ラ・リーガとCLを含めると4冠達成の可能性が残されている。果たして“MSN”が牽引したチームを超える成績を残すことができるだろうか。

サッカーキング

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