8クラス総勢64台! ピレリスーパー耐久シリーズが暫定年間エントリーリストを発表

　ピレリスーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構（S.T.O.）は2月14日、2020年の暫定年間エントリーリストを発表した。8クラス64台ものチーム・マシンが名を連ねており、2020年も大いに盛り上がりをみせることになりそうだ。

　さまざまなカテゴリーのマシンが集うピレリスーパー耐久シリーズは、近年エントラントが非常に多く集まっており、2020年1月に行われた2019年の年間表彰式の場でも、「60台前後の台数」がアナウンスされていたが、2月14日に発表されたエントリーリストには、8クラス64台が記載された。

　GT3カーを使用するST-Xには、9台が記載された。車種名が記された5台を見ても車種バラエティは豊富で、残りの4台が気になるところ。また、GT4を使用するST-Zは12台がエントリー。2019年までST-1を戦っていたD’station Racingが、日本初登場となるアストンマーティン・バンテージGT4をエントリーさせているのは注目どころだろう。

　ST-TCRは6台。現在のところシビックが3台記載されているが、残りの2台は何が参戦するか。また、すでに発表されているとおり、ST-1にはトヨタGRスープラでROOKIE RACINGがエントリー。トレイシースポーツのレクサスRC Fとの戦いとなりそうだ。

　また、ST-2には王者スバルWRX STIに対し、ランサー・エボリューション、マツダ・アクセラD、そしてROOKIE RACINGのトヨタGRヤリスが挑む。ST-3も埼玉トヨペットGreen BraveのマークXやレクサスRC350勢、岡部自動車のニッサン・フェアレディZ勢など、今季も接戦が予想される。トヨタ86が主流のST-4、豊富な車種バラエティを誇るST-5も、今季も激しい戦いとなりそうだ。

　これほどまでの台数、さらに車種がそろうと、ファンも大いに楽しむことができそう。2020年もピレリスーパー耐久シリーズは要注目の“クルマの祭典”となりそうだ。

ピレリスーパー耐久シリーズ2020
暫定年間エントリーリスト

　（2020年2月14日時点）
ST-X9台

ST-Z　12台

ST-TCR　6台

ST-1　2台

ST-2　6台

ST-3　7台

ST-4　8台

ST-514台