アロンソ、フェラーリF1へ移籍するハミルトンの決断が「驚きだった」と認める

2024年2月14日(水)12時53分 AUTOSPORT web

 フェルナンド・アロンソは、長年にわたってメルセデスAMGと成功を納めてきたルイス・ハミルトンがスクーデリア・フェラーリへ移籍するとは思っていなかったと、アストンマーティンの2024年型F1マシン『AMR24』の発表会で認めた。


 たとえそのイベントがアストンマーティンF1チームとAMR24のプロモーションを目的としたものであったとしても、アロンソが尋ねられた質問のほとんどは当然ながらハミルトンの決断と、ドライバー市場の将来に関することが中心となっていたが、彼はいつものように意見を述べるのを避けることはしなかった。


 しかしアロンソは、おそらくグリッド上でハミルトンの決断を最後に知ったドライバーだ。彼は次のように説明した。「その日は実はトレーニングをしていたので、すべてのストレスから免れることができた。ニュースを知るのが1日遅れただけだ。分からないけれど、多分驚きだっただろう。嘘はつかないよ」


「でも、それは変化そのもののせいではない。外から見ると、彼はメルセデスととても深く結びついていて、彼らに対して非常に忠実であるように見えていたからだ。だからそれは少し予想外だった。僕は背後にある理由は何も知らないし、ストーリーも何も知らないので、むしろ彼に対する質問があるね」


「僕もあまり注意を払っていなかった。おそらく来週はこのことがさらにテーマになるんだろう。なぜなら、まだ1年先のことだし、僕はあまり考えることに時間を費やしていなかったためだ」

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ最終年) 2014年F1第19戦アブダビGP


 2010年からフェラーリで5シーズンを過ごしたアロンソは、ハミルトンがどういったところに入っていくのか、また、とくに彼が受けることになるプレッシャーについて熟知している。


「彼がこの経験を楽しめるよう願っているよ」とアロンソ。


「とても特別なチームだと思うが、勝ったときはもっと特別だ。それが大事なことであり、勝たなければならない。彼らはもう数年にわたって非常に速いマシンを持っていて、タイトルのために戦っていた。おそらくルイスはタイトルを争うための追加の力をもたらすことができるだろう」


「僕が言ったように、(競争力のある)マシンはもうあるんだ。昨年末、レッドブルのマシンがとても支配的だったにもかかわらず、フェラーリは依然としてラップタイムで彼らに肩を並べていたし、ほとんどの予選で彼らよりも速かった。マシンは充分に速いはずだと思う」


 アロンソはまた、ハミルトンが今年経験するであろうことに共感できる。シーズンの終わりにフェラーリに移籍することを誰もが知っているなかで、彼はメルセデスのためにレースをすることになるが、それは、すでに翌年のためにマクラーレンと契約していた2006年にアロンソがルノーにいたのと同じ状況だからだ。


 ここでもスペイン人ドライバーは、ライバルが特別な問題に直面するとは考えていない。「僕にとってそれは大きな違いではなかった。2006年にチームとともにシーズンを順調にスタートさせ、とてもよい雰囲気でリラックスしていた。僕にとってあまり変化はなかったんだ。でも、おそらくチームにとっては少し変化があったかもしれない」


「シーズン半ばでチームは翌年に向けてテストをしたりプログラミングをしたりするけれど、僕はそうしたことに関与しなかった。なぜなら彼らはいくつか秘密を隠していたからだ。それは当然のことだ。だからドライバーの観点からはあまり変わらないと思うけれど、チームの方は今年の後半にいくつかのことを隠そうとするだろうね」

ルイス・ハミルトン(メルセデス/左)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン/右) 2023年F1第9戦カナダGP


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