CUSCO Racingが2025年モータースポーツ活動を発表。D1GPに多田康治を起用して参戦
2025年2月14日(金)17時23分 AUTOSPORT web

キャロッセは2月12日、ワークスチームとして活動する“CUSCO Racing”の2025年モータースポーツ活動計画を発表した。今季もラリーやドリフト競技に挑み、新たにD1グランプリ(D1GP)へ参戦することも明らかにされた。
群馬県高崎市を本拠にするキャロッセは『モータースポーツの極限状態で磨かれた、ホンモノの製品だけを供給する』をスローガンに、モータ—スポーツを通じた製品開発を続けている。そのキャロッセがモータースポーツ活動で使用している『CUSCO(クスコ)』ブランドといえば、全日本ラリー選手権やダートトライアル、ジムカーナといった競技で活躍し、かつてはJGTC全日本GT選手権/スーパーGTにも参戦していたことでおなじみだろう。
そんなCUSCO Racingは2025年シーズンもさまざまなモータースポーツに参戦を行う。まず、2020年の初参戦以来、同チームの中核カテゴリーとなっているフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)には、昨シーズン同様に草場佑介、金田義健、松山北斗、箕輪大也という4名で参戦。マシンはトヨタGR86、GRヤリス、GRカローラの3車種だ。
さらに今季はD1GPにも多田康治、星涼樹の2名を起用して参戦することになった。多田は昨季のD1ライツでシリーズランキング2位を獲得し、ドリフト部門日本代表として出場した2024年FIAモータースポーツゲームスでは総合5位に入賞している実力者。一方の星は昨年モリゾウチャレンジカップでラリーデビューを飾り、今季はふたたび活動の場をドリフトに移す。マシンは2台ともGR86が投入される。
そしてCUSCO Racingといえばラリー競技。今年もアジア最大のクロスカントリーラリーである『AXCRアジアクロスカントリーラリー』に引き続き挑戦。ラインアップは昨年総合13位で完走を果たした柳澤宏至/加勢直毅組に加え、番場彬/藤田めぐみ組を起用し2台のミツビシ・トライトンで参戦する。
クロスカントリー&SUV車両でのスプリントラリーであるXCRスプリントカップ北海道には、2台のトヨタ・ハイラックスレボで参戦。こちらは2022年からタイトル3連覇中の番場が昨年同様に梅本まどかとのコンビ、昨年のXCRスプリントカップ北海道でラリーデビューし、XC-2クラスでシリーズ3位を獲得した羽根田琴は第3戦から星野杏を新コドライバーに迎える。また、第3戦からは、K.Z.F SERVICEからXC-3クラスに出場する小玉絵里加のスズキ・ジムニーをサポートする。
全日本ラリー選手権のMORIZOチャレンジカップには、2024ニュージーランド・ジュニアラリー選手権チャンピオンのジール・ジョーンズを擁して出場する。さらに『CUSCO・WinmaX共同プロジェクト MCCドライバー/コドライバー募集』で選考された5名のドライバー、1名のコドライバーに、藤田めぐみ、槻島もも、梅本のコドライバー陣を加えたメンバーでコンビを組み、MT車とDAT車のGRヤリス2台をシェアで使用して参戦し、シーズン中盤からは3台体制となる予定だという。
JN-2クラスには、研究者やクリエイティブプロデューサーとして活動しながらレースに参戦している田村吾郎氏がGRヤリスで出場。また、今季新たに企画された女性ドライバー/コドライバーを対象とした“ラリー車両サポートプログラム”では、HA RU/星野コンビにヤリスCVTラリーカーを貸し出し、TGRラリーチャレンジや地方ラリーなどへの出場をサポートする。
そして全日本ダートトライアルでは、昨年SC2クラス2勝を挙げてランキング2位に輝いた目黒亮が引き続きS同クラスにCUSCO GRヤリスのワークスマシンで参戦するほか、10度のチャンピオン獲得を誇る荒井信介のサポートを継続する。
全日本ジムカーナは昨シーズンに3年連続17度目のタイトルを獲得した菱井将文が、引き続きGRヤリスでBC3クラスに参戦することになる。2025年も多くのカテゴリーで活躍するキャロッセ/CUSCO Racingの活動詳細は公式サイト(https://www.cusco.co.jp/motorsports/drift/20250212_cusco_racing_2025.html)を確認してほしい。
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