「MLB史上最悪の契約」エンゼルスにまたも暗雲…378億円男が今季も長期離脱の衝撃「兄さん、もう引退だ」

2025年2月14日(金)5時41分 ココカラネクスト

エンゼルスに移籍以降は苦しいシーズンが続いている(C)Getty Images

 長く続くトンネルは抜けられない。

 度重なる故障が注目を集めているエンゼルスのアンソニー・レンドーンが新たに股関節の手術を受ける予定であることがわかり、衝撃が拡がっている。12日(日本時間13日)、ペリー・ミナシアンGMが語ったと複数の米メディアが報じた。同手術により、今季も長期離脱が避けられない見通しとなった。

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 現在34歳のレンドーンはエンゼルスと2020年シーズンから7年総額2億4500万ドル(約378億円)の契約を結び、今季が6年目となる。ナショナルズ時代に球界屈指の三塁手として活躍。2019年には打率.319、44二塁打、126打点をマーク、ナ・リーグ打点王にも輝きチームのワールドシリーズ制覇を支えた。

 その後、同年オフにFAとなりエンゼルスと7年の長期契約を結ぶも、移籍後は左脚付け根、左ひざ、左太もも裏、右手首、左手首を故障など、まさに満身創痍となっている。

 移籍後はフル出場したシーズンもなく、昨季も57試合に出場、打率.218、0本塁打、14打点と期待を裏切った。

 近年、評価を落としているレンドーンに関して米メディア『ESSENTIALLY SPORSTS』がレポート。エンゼルスに移籍以降の5年間に関して「シーズン58試合以上プレーしていない」「257試合しか出場しておらず、451試合を欠場しています」と長期離脱が続くと厳しい目を向けた。

 その上で今季もシーズンの大半を欠場する見込みであることを伝えるとともに、ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演したMLBジャーナリストのケン・ローゼンタール氏が発したコメントを伝えている。

 同氏は「誰も選手が怪我をするのを見たくない。選手が繰り返し手術や病気に苦しむのは誰も見たくありません」としながら、今回の故障は「おそらく、彼のエンゼルスでのキャリアの終わりを想像するものになるだろう。彼はこれから戻ってこない」と話したと伝えた。

 繰り返される悲劇はエンゼルスにとっても負の遺産となっている。レンドーンに対して巨額資金を払うことでほかの補強にも影響を与えている。

 また今オフにはホワイトソックスからヨアン・モンカダを獲得。同サイトもレンドーンが手術を受けることで「チームのレギュラー三塁手として活躍する可能性は大きく広がった」とレポートした。

 この一報には米ファンの間からも「MLB史上最悪の契約」「兄さん、もう引退だ」「何もせずに給料をもらうのか」など辛辣な声とともに、「契約はまっとうしてほしい」という声もあがるなど、波紋が拡がっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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