ナポリがバルサを破るには、昨季リバプール戦の再現を目指すべき

2月14日(金)20時30分 FOOTBALL TRIBE

写真提供: Gettyimages

著者:菊池大将

リーグ戦では苦しい戦いを続けているものの、チャンピオンズリーグ(CL)では順調に決勝トーナメント進出を決めたナポリ。グループステージでのリバプールとの戦いには、サポーターも熱狂しただろう。

そんなナポリが決勝トーナメント1回戦で激突するのがバルセロナ。世界屈指の強豪クラブだ。実はナポリは、CLでベスト16以降に勝ち進んだことがない。来シーズンのCL出場権確保が難しい現状、今シーズンのチャンスは何としても活かしたいところだ。

そこで今回は、ナポリがバルセロナを破るために、昨季のリバプール戦(2018年10月に行われたグループステージ第2節)で見せた戦い方を再現すべき理由をご紹介する。


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4-4-2

豊富な戦力を誇るバルセロナだが、現状はウィンガー(サイドをメインに仕掛けられる選手)にそれほど怖い選手がいない。期待の若手ウスマン・デンベレも負傷に苦しむシーズンを送っている。そこで、採用すべきが4-4-2だ。

現在のバルセロナは、中央でのリオネル・メッシの存在感がより顕著なチーム。同選手は右サイド寄りでボールを受けると、ほぼ間違いなく中央に向かってボールを運びながらパスコースを見つけに行く。4-4-2であれば、サイドで優位性を持ちながら2枚のボランチで中央を引き締めることができるはずだ。

ナポリが4-4-2を採用する場合、昨シーズンのリバプール戦で見せた形が良いだろう。攻撃時に片方のサイドバックが高い位置を取り、3バックのように振舞う形だ。ジョバンニ・ディ・ロレンツォや、マリオ・ルイのどちらかを持て余すことになるが、カリドゥ・クリバリ、コスタス・マノラス、二コラ・マクシモビッチと、昨シーズンの戦い方を再現するための人員は足りている。特に、右サイドを攻撃的なサイドバックにすることで、ジュニオル・フィルポやジョルディ・アルバといった攻撃的かつ強力な左サイドバックをけん制することができる。

また、攻撃時はほとんど3バックとして振舞うことで、カウンターを受けた際に最も危険な中央のエリアで人数不足となることは少ないはずだ。


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前線からのプレス

この戦術を採用するメリットはもう1つ。現在のバルセロナが高い位置からのプレスに苦しんでいることだ。レアル・ベティス戦ではそれが顕著で、2ゴールを許している。

そこで、昨シーズンにナポリがリバプール戦で見せた戦い方の出番だ。当時のナポリはビルドアップに詰まったときなど、あえて前線のスペースにロングボールを送り前線の選手がボールを回収したリバプールのディフェンダーに猛プレスをかけ、中盤の選手が一番近い選手を捕まえに行くことでボールを回収した選手にロングボールを蹴らせることができた。そうなると、マッチアップは空中戦に強いナポリのディフェンダー陣と、そうではないリバプールのアタッカー陣になる。前線に空中戦で力を発揮する選手がいない対バルセロナであれば、そこも再現可能だ。

また、片方のサイドバックに高い位置を取らせておくことで、中盤でのプレスもかけやすくなる。奪ったあとのビルドアップにおいても、中盤の選手が相手のプレスを惹きつけることができればサイドへのパスコースが生まれる。攻守にわたって効果的に働くだろう。


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加えて…

これらに加えて、アランがメッシをどれだけの時間拘束できるかも重要になるだろう。リバプール戦とは違い、メッシの場合は一瞬でも自由な時間を与えると決定的な仕事をしてしまう。同選手にはアランを重点的に当てて、制限をかける必要がある。ただ、アランがメッシに引っ張られすぎると、中央にスペースが生まれてバルセロナの思うつぼだ。繊細かつ大胆な仕事がアランに求められるだろう。

また、90分間を通して走りぬく気合も必要になる。昨シーズンのリバプール戦のように、選手が100%を出し切らなければいけない。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のたぎるパッションが、選手にも伝播することを信じたい。


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