町田浩樹が「今夏移籍濃厚」と現地主張のワケ。森保監督に落胆も「アジア杯で…」
2024年2月14日(水)5時54分 FOOTBALL TRIBE
ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)所属の日本代表DF町田浩樹が、AFCアジアカップでの出場機会限定に対する自身の思いを告白。この元鹿島アントラーズ所属選手にはトッテナム・ホットスパーからの関心が報じられていただけに、ベルギー国内メディアはステップアップ移籍の可能性を占っている。
2022年1月に鹿島からユニオンSGへ移籍した町田は、今季開幕からアジアカップ参戦前までベルギー1部リーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、主力センターバックとして活躍。しかしアジアカップの舞台では、DF冨安健洋(アーセナル)やDF板倉滉(ボルシアMG)らを前に、スタメン出場1試合、途中出場1試合に終わった。
そんな町田はアジアカップを終えてユニオンSGへ再び合流した後、ベルギー紙『La Derniere Heure』のインタビューに対応。「アジアカップであまりプレーしていなかったので、疲れは感じていません。アジアカップではもっとプレーしたかったですね。優勝を目指していたので、ベスト8という結果はとても残念です」と、森保一監督の起用法や代表での出場機会限定に肩を落とした一方、「今は再びユニオンSGのことに集中していますし、タイトルを目指したいですね」とユニオンSGへのさらなる貢献を誓った。
またベルギーメディア『Voetbal』は13日に「町田は今季終了後、他のクラブに目を向ける可能性が十分にある」と、ステップアップ移籍の可能性を報道。昨年12月にトッテナム・ホットスパーからの関心が噂されたことに触れると、「町田は今年8月に27歳の誕生日を迎える。リーグトップレベルの選手として、(移籍のチャンスは)今しかない。ユニオンSGとは2026年6月まで契約しており、市場価値は600万ユーロ(約9億7000万円)。ユニオンSGとしては、移籍金として1200万ユーロ(約19億4000万円)は欲しいところだろう」と見解を示した。
アジアカップのインドネシア戦後に、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏から「まだ体幹的なところがちょっと不足している部分は変わっていない。攻撃のセットプレーでも背筋が足りないのか…あれだけの高さがあるのに」と改善点を指摘されていた町田。ユニオンSGがリーグ戦25試合を終えて首位を走る中、さらなるレベルアップを図りたいところだ。