色同じでも「変わった自分」=平野、19歳で銀再び〔五輪・スノーボード〕

2月14日(水)12時51分 時事通信

 4年前にも見た表彰台からの景色。19歳となってながめた今回は格別の思いがある。
 平野が1年前のけがを乗り越え、2大会連続の銀。メダルの色は変わらなかったが、重圧の中で自らの滑りを貫いた。「悔しさは残っているが、今自分ができる範囲の中では全力でやれた」。素直にそう言えた。
 13日の予選は難易度を抑えた構成ながら、3位につける得点。「ここまでやり切ってきたので、自分の滑りができればいい結果になる。そういう高い難易度のものを決勝でやりたい」。手応えをつかみ、決勝でギアを上げた。冒頭にパイプの縁から飛び出す圧倒的な高さは、平野の大きな武器。1回目は失敗したが、2回目でトップに立った。持ち前の浮き上がるようなエアで、存在感を際立たせた。
 1年前に大会で4回転の技に挑戦した際、転倒して雪面にたたき付けられ、左膝の靱帯(じんたい)などを痛める大けがをした。五輪に向け、実戦で滑りを組み立てていく見通しが狂っただけでなく、当初はリスクの高い技に対する恐怖心も生まれた。再び戦う気持ちを取り戻したのは、「ソチのときから、自分がどれだけ変わったか」を示したかったからだ。
 中学3年生だった前回の自分を超えたいという思いが、平昌五輪が近づくにつれて強くなった。復帰までのリハビリ中、傍らで見守った父の英功さんは「スノーボードができない時に、じっくり自分と向き合えたことが大きい」と話す。
 五輪のために目指してきたのは「圧倒的な滑り」。その言葉通りの姿を示し、堂々と表彰台に帰ってきた。最後でホワイト(米国)に逆転され、金メダルを逃しても笑顔で言った。「楽しかった。今までで一番の大会。全ての人に感謝しかない」。爽快感があった。 

[時事通信社]

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