FIA、元アルファロメオ/ザウバーF1のヤン・モンショーを新たなシングルシーター担当テクニカルディレクターに任命

2024年2月15日(木)7時0分 AUTOSPORT web

 FIAは、最近ティム・ゴスが辞任したことで空いた穴を埋め、重要な時期に向けてリーダーシップを強化するために、ヤン・モンショーを新たなシングルシーター担当テクニカルディレクターに任命した。


 モンショーは、エアロダイナミクスの広範な専門知識を持つF1の著名人であり、以前はアルファロメオ/ザウバーF1のテクニカルディレクターを務めていた。FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジスの直属となるモンショーは、ザウバーの技術部門を率いる前はトヨタやフェラーリなどのトップチームでF1のスキルを磨いており、FIAに20年におよぶ経験をもたらすことになる。


「技術部門で重要な役割を果たし、スポーツの将来のレギュレーションを構築することになるヤンをFIAに迎えることを嬉しく思う」とトンバジスは語った。


「ヤンの就任により、我々の広範な技術的専門知識が強化されるだろう」

FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジス


 一方モンショーは、「テクニカルディレクターとしてFIAに加わることを非常にうれしく思っており、この役割に伴う新たな挑戦を楽しみにしている」と述べた。


「私は長年競技者側で仕事をしてきたが、今後は統括団体とともにスポーツの将来を形作る手助けをするチャンスを楽しみたいと思う」


 モンショーの任命は、FIAのF1に向けたリーダーシップの過渡期のさなかに行われた。ゴスのレッドブル/レーシング・ブルズへの移籍と、スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンの辞任は、強化の必要性を浮き彫りにした。モンショーは、差し迫った2026年のレギュレーション刷新を監督することになるため、その役割は極めて重要だ。現在作業が進められているこれらのルール変更は、より拮抗した競争とコスト管理を促進することを目的としており、将来のF1マシンに大きな影響を与えることになる。


 また、セーフティディレクターを務めていたティム・マリオンがスポーツ関連の業務を任され、ニールス・ヴィティヒは引き続きF1レースディレクターを務める。

スティーブ・ニールセン(FIA スポーティングディレクター)&ニールス・ヴィティヒ(F1レースディレクター)


投稿 FIA、元アルファロメオ/ザウバーF1のヤン・モンショーを新たなシングルシーター担当テクニカルディレクターに任命autosport webに最初に表示されました。

AUTOSPORT web

「アルファロメオ」をもっと詳しく

「アルファロメオ」のニュース

「アルファロメオ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ