井上尚弥vs中谷潤人は「運命」 米元世界王者が“メガファイト”実現を待望「私が日本人の試合を夢見るなんて、おかしいかもしれないが…」

2025年2月15日(土)7時0分 ココカラネクスト

井上と中谷の対戦に対する娯楽性は尽きない。今度は米ボクシング界から実現を望む声が上がった。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 実現すれば、世界的にも話題沸騰となるのは間違いない。現スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)によるマッチアップだ。

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 かねてから噂として実現が囁かれてきた珠玉のカードだが、ここ1年間で激突の機運が徐々に高まってきている。依然として対戦階級や日時や会場の調整など課題はあるものの、普段は謙虚な井上も昨年10月に「パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)1位になりたいという若者がいるので、その若者が来るのを待つしかない」と公言。アメリカで井上のプロモートを行っている『Top Rank』もこのマッチメイクに異存はないとされている。

 順調にいけば、2026年初頭に実現するとも言われている井上vs中谷の“日本史上最大級のスーパーファイト”。互いに現ボクシング界でトップクラスのタレントを誇るだけに、かつての世界王者も実現を願ってやまない。

 米スポーツ専門局『ESPN』などで解説を務めている元WBO世界スーパーライト級王者のクリス・アルジェリ氏は、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』での「2025年に最も見たい試合は何か」との問いに「最も見たいのは、ナオヤ・イノウエとジュント・ナカタニだ。この試合は運命づけられている」と断言。日本人同士の顔合わせに期待を寄せる理由を説いている。

「私が日本人ファイターたちによる、スーパーバンタム級での試合を夢見ているなんて、おかしなことかもしれない。だが、彼らはどちらにもとても優れた才能がある。二人のスタイルがどうぶつかり合うのか、そして戦略がどのようなものになるかに興味がある」

 さらにWBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービスとシャクール・スティーブンソン(ともに米国)という好カードを引き合いに出したアルジェリ氏は「二人の試合もしばらく前から予定されているが、もう飽きた」とキッパリ。「どう対戦するのかにかかわらず、間違いなくイノウエとナカタニの試合は必見のテレビ番組だ。間違いなく素晴らしい試合になる」と力説した。

 早くも機運が高まる日本ボクシング最高の対戦。その実現への世界的な関心は尽きそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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