香川真司が背負うドルトムントの希望。ELアタランタ戦欠場濃厚、今こそ問われる総合力

2月15日(木)15時0分 フットボールチャンネル

「ELを残念賞だとは思っていない」(トプラク)

 ボルシア・ドルトムントは現地時間15日、ヨーロッパリーグの決勝トーナメント1回戦1stレグでアタランタと対戦する。チャンピオンズリーグやDFBポカールで敗退してしまい、リーグ戦もバイエルン・ミュンヘンが独走状態。そのため残されたタイトルにかけるドルトムントの意気込みは強い。だが、香川真司には先週末のリーグ戦で負った怪我の影響が残っているようだ。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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 モチベーションは失われていないようだ。2月15日からヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントが始まる。

 ラウンド32の初戦をホームで迎えるボルシア・ドルトムント。相手はセリエA所属のアタランタBCだ。チャンピオンズリーグ(CL)のグループHを3位で終えたため、ドルトムントは欧州各国の中堅クラスがしのぎを削る群雄割拠の舞台に身を投じることになった。

 選手によっては、CLに比べて軽視することもあるELの舞台。だが、ドルトムントの選手たちは、依然として志を高く保っているという。14日に行われた前日会見で、DFエメル・トプラクは次のように述べた。

「僕らはヨーロッパリーグを残念賞だとは思っていない。僕たちは望んでいるよ。最後にはリヨンでの決勝戦に立っていることをね」

 また、2月13日付の『ビルト』電子版によれば、ハンス・ヨハヒム・ヴァツケ社長も、何が何でも「リヨンでの決勝戦」に向かうことを望んでいるのだという。既にCLだけでなく、DFBポカールも3回戦で敗退しているドルトムント。チケット収入やマーケティング面でのダメージを軽減するためにも、ELで勝ち進むことは必須とも言えるだろう。

 会見でペーター・シュテーガー監督は「ベルガモはよく組織されたチームだ」と対戦相手を警戒。アタランタ戦を「簡単ではないミッション」と捉えている。

「中央のスペースはとても狭くなるだろう。ベルガモは典型的なイタリアのチームだ。攻守の切り替えにおいて強さを発揮する」

香川は足首痛め離脱中。EL決勝トーナメント初戦は欠場か

 ミチ・バチュアイがチェルシーからレンタルで加入し、マルコ・ロイスも復帰するなど、ドルトムント攻撃の破壊力は増している。10日に行われたハンブルガーSV戦は無失点で終えることに成功したが、守備面のオーガナイズをさらに徹底することが勝利への近道となりそうだ。中央での不用意なボールロストを避け、バチュアイの決定力を活かすために、サイドアタックに重点を置いても良いのではないか。

 そのハンブルガーSV戦で、香川真司は左足首を痛めて62分に交代した。日本人MFの怪我の具合については公表されていない。香川の状態について、会見でオーストリア人指揮官は「現在のところそんなに良くない」と一言述べるに留めている。離脱してから一度もトレーニングに参加していないことを考えると、背番号23のアタランタ戦欠場は濃厚と言えそうだ。

 ただ、木曜日に向けてシュテーガー監督は、香川の起用にわずかな希望を抱いていたという。新体制が発足してから、中盤でキーマンとなっていたことを考えれば、指揮官が初戦での投入に淡い望みを抱くのも無理はない。

 しかしファイナルを見据えるのであれば、ここで無理をする必要はないだろう。ELの決勝トーナメントは、CLよりも2試合多く、長丁場である。会見でトプラクは「僕たちは僕たちがドルトムントであることを示すつもりだ」と述べている。ヨーロッパの大会で問われるのはチームとしての総合力。苦しい時間帯があったとしても、地力の差を「示す」ことで、アタランタに勝利を収めたいところだ。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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