鹿島で5度J制覇のMF野沢拓也、豪州2部移籍決定「トロフィーを掲げるために来た」

2月15日(木)11時15分 フットボールチャンネル

 既報通り、豪州入りしてウーロンゴン・ウルヴズ(NSW州1部・豪州2部相当)に練習参加していたMF野沢拓也(36)の正式入団が15日、クラブの公式リリースにより発表された。

 現地時間15日の午前11時(日本時間午前9時)、野沢は同僚となるFW田代有三(35)を伴い、に本拠地WINスタジアムでの公式記者会見に臨んだ。

 来豪まもない野沢は、少しずつ新しいクラブと環境に慣れている段階ながら、その新しい挑戦に対しての目的意識は明確だ。「ウルヴズ、そして田代有三と共にプレーするためにここに来ました。当然、勝つために、もっと多くのトロフィーを掲げるために来ました。自分もベストを尽くすので、今年はクラブにとって必ず成功する年になるはず」と力強く決意を語る。

 足掛け19年に及ぶJ1のキャリアで、鹿島アントラーズの主力として5度のリーグ優勝に大きく貢献してきた天才MFが、新天地豪州での新たなチャレンジに挑む。数あるオファーの中から、後輩・田代有三とのプレーを望んで、36歳にして海を渡ることを決意した野沢には、既に大きな期待が掛かっている。

 ウーロンゴンを率いるジェイコブ・ティムパノ監督は野沢獲得に今季の躍進の手ごたえを語る。

「既にベースのあるチームに、タクヤのようなアジア有数の高いレベルで長くやってきた経験豊富な選手が加わることは素晴らしい。彼の加入で間違いなく攻撃力はアップ、様々な攻撃的なオプションが考えられるようになるのは、チームにとって非常に大きい。彼は、すぐにチームに馴染んで、クラブの人気者になると確信している」

 自ら望んだ攻撃のパートナーを得た田代も、嬉しさを隠さない。

「タクさんとはとても近い仲だし、ウルヴズがどれだけ素晴らしいクラブで、ウーロンゴンの素晴らしい環境も含めてずっと話をしていた。そして今、彼がここにいて、このクラブでプレーするのが現実となったことを喜んでいます。昨季もプレーをしているので、僕自身はより快適にプレーできるはずだし、そこにタクさんの存在が加われば、もっと気持ちよくプレーできる。お互いをよく知っているからこそ、間違いなく良いプレーを見せられる」

 ウーロンゴンのクリス・パパコスマスCEOは、「ウーロンゴン・ウルヴズは今や、野沢のような選手に興味を持たれるだけではなく、実際に契約に至るようなレベルのクラブとなった。新体制になってから1年で執行部は素晴らしい仕事をしてきたし、来るシーズンで目に見えた結果を出して、近い将来のAリーグ拡張における参入争いで明確な存在感を出し続けていきたい」と、ウルヴズの明るい未来を強調する。

 クラブ今後、公式フェイスブックページで田代、野沢両選手の日常的な動向を発信していくという。異国の地での挑戦を決断したファンタジスタの動向から目が離せない。

(取材・文:植松久隆【オーストラリア】)

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