「喜びが半分。悔しさが半分」/渡部暁斗一問一答

2月15日(木)12時15分 日刊スポーツ

複合男子ノーマルヒルから一夜明け、記念撮影に納まる銀メダリストの渡部暁(撮影・河野匠)

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 平昌冬季五輪(ピョンチャン・オリンピック)複合個人ノーマルヒルで、14年ソチ五輪に続く2大会連続となる銀メダルを獲得した世界ランキング1位の渡部暁斗(29=北野建設)が、メダル獲得から一夜明けた15日、平昌で会見を開いた。渡部は個人ノーマルヒルの結果を受けて「全体の状態としては上がってきていると思う」と5日後の団体へ前向きな見通しを語った。主な一問一答は以下の通り。
 −一夜明けた心境は
 渡部 チーム一丸となって戦えて銀メダルを取れた喜びと安心感が半分と、目標としていた金メダルにたどりつけなかった悔しさが半分あります。試合が終わって部屋に帰って、考える時間もあって、あの時、こういうふうにやったら、もう少し違った結果になったのかなと考え…ふつふつと、いろいろな思いが浮かんできているところです。
 −ラージヒルへの思い
 渡部 昨日、獲得できなかった金メダルへ再挑戦したいなと思いますし、ベストを尽くしていくつもり。もっと、いいジャンプ、走りが出来ると思うので、細かいところを…あと5日しかないので、そんなに大きな修正は出来ないと思いますが、金メダルに近づくように準備したい。
 −感情がふつふつと湧いたという部分を具体的に。あと昨日のレースを踏まえて金への自信は揺るぎないのか、距離感は縮まったのか?
 渡部 感情的が、ふつふつと湧いたと言うよりは、展開的な部分。1番の大きなポイントと言えば、昨日の最後の上りで勝負したと思うんですけど、そこも(金メダルのエリック)フレンツェルより前で入っていかないとなぁ…というところに始まって振り返っていくと、あの時、こうすれば前に行けたなとか、その前はこうすれば良かったなと、展開を思い返せばいろいろなことが思い浮かぶ。最後まで振り返ると、ジャンプ、もう少し飛んでおけば良かったなとか考える。金メダルへの自信は揺るぎないというか…昨日は、たまたまフレンツェルというだけで、条件が整えばノルウェーの選手も今季、調子が良いですから怖いですし、フレンツェルだけじゃない。簡単に勝てるところではないのはW杯と一緒で、自分のやるべきことは変わらない。自分のパフォーマンス自体には、自信を持って臨みたいと思います。
 −団体戦への期待感は
 渡部 昨日は山元(豪)が、あまりいい風に当たらなかった以外は、みんないいジャンプをしましたし、あれがラージでも出来れば、いい位置でスタート出来るかなと思います。走りの方も、みんなそれなりに良い走りをしたので、今シーズン、何戦か団体戦をやってきた中で見比べると、チーム全体の状態としては上がってきていると思う。僕のスプリント含め、いい流れで準備できれば、メダルというところも近づいているな、という実感があるので、みんなで気持ちを高め合ってメダル獲得に向けていきたい。
 −一夜明けて、1番最初に湧いてきた思いは何? 何か、やりたことは?
 渡部 ラージに向けて気を引き締めて、もっといいパフォーマンスをしようという気持ちが、今は1番大きいと思います。今、したいことは…何と言いますか、そうですね。おいしい食事を取って、しっかりと回復に努めて、またいいレースが出来るように準備したいと思います。
 後日に種目が残っている中、メダリスト会見に臨むのは異例では? と聞かれると「次へスケジュール的に少し空いていたので、難しくなかった。いろいろな思いはありますけど、伝えることは特別なことはないというか、常に言いたいことはいって公言してきているつもり。今日も、ここで特別なことを言うつもりはなかったというか常々、伝えていることが僕の考えていることですし、十分、僕が何をやりたいかということは伝わっていると思うので、それを見守ってもらえればと思います」と平常通りであることを強調した。【村上幸将】

日刊スポーツ

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