長野出身・そば好き渡部暁斗にお勧め平昌そば 祝銀メダル「お帰りになる前にぜひ」

2月15日(木)7時1分 スポーツ報知

日本の汁そばに近いメミルククス

写真を拡大


 平昌五輪のスキーノルディック複合個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した渡部暁斗(29)=北野建設=は、そばどころの長野県白馬村出身で、大のそば好き。実は開催地、平昌郡には、韓国随一のそばどころとして知られる蓬坪(ポンピョン)という村がある。村おこしを通じて日本とも縁が深い「韓国のそばの里」でも、渡部の快挙を祝福。蓬坪の名店「イェッコル」では「渡部選手にぜひ、韓国のそばを味わいに来てほしい」と声が上がった。

 無類のそば好きだという渡部は、平昌にそばどころがあることを知っているだろうか。故郷の白馬村のそば店はすべて行き尽くし、新規開拓中だという日本人選手が2大会連続で銀メダルを獲得したと知れば、韓国のそばの里の人たちだって悪い気はしないはずだ。

 韓国といえば、ジャガイモやトウモロコシのでんぷんで作った麺を使用することが多い冷麺が代表的。そばの里はスノーボードが行われている競技場から車で15分ほどの所にあった。50店舗以上ある中でも韓国の伝統家屋を使った名店「イェッコル」(昔の路地という意味)へ。「そば好きの日本人選手が銀メダルを取りました」と報告すると、店主の金倫希(キム・ユニ)さん(51)は満面の笑みで祝福。「力を出し切られた結果が出たのですね。おめでとうございます。これも何かの縁です。お帰りになる前にぜひ、韓国のそばを食べに来てください」と喜んだ。

 厨房(ちゅうぼう)に入れてもらって、作るところを見学した。日本ではソバの実の殻を取ってからそば粉が作られることが多いが、韓国では殻ごと作るから黒くて粗削りだ。そば粉は適当な大きさに切って油圧式の製麺機に入れて作られる。ここも日本とは違う。韓国には手打ちはほとんどないという。

 日本の汁そばに一番近いのが、メミルククス。味も粗削りなのかと思いきや、意外なほどに細い麺ののどごしが良い。常温の汁は野菜をベースに梨で甘みを出した淡麗な味わいだ。メミルはそばという意味。韓国の街中に多い「マッククス」は小麦粉などと混ぜた麺だが、メミルは日本の「十割そば」と同じく、そば粉100%。

 辛党の人にはコチュジャンを混ぜるビビンククスがお勧め。白菜やニラを混ぜたチヂミのようなメミルプッチム、クレープ状に焼いたメミルジョンビョン、こんにゃくのような形に練ったメミルムックなど、食べ方は多彩だ。五輪開催に合わせた外国人向けのメミルパスタの販売も好評だ。

 1999年から毎年9月に開催しているそば祭りの中心になった李鎬淳(イ・ホスン)さん(74)によると、富山県利賀村(現・南砺市)のそば祭りに村民10人を送ってノウハウを学んだという。渡部選手、自信を持ってお勧めできます。

 ◆日本のそば 自給率は低く、そば粉の8割近くは輸入に依存している。2016年度の日本の収穫量は2万8500トン。トップが北海道で、以下は茨城、山形、長野、福井と続く。そばを作るのは「そば打ち」と言われ、ソバの実をひいた後に水を入れて混ぜ、のし棒で生地をのばした後に畳んで麺切り包丁で切る。打つ際につなぎとして小麦粉を使うことがあるが、これを全く使わないのが「十割そば」。長野の「信州そば」は、そば粉を40%以上使用しなければいけない。

スポーツ報知

「そば」をもっと詳しく

「そば」のニュース

BIGLOBE
トップへ