1.4秒差の総合2番手につけた勝田貴元「思い通りに走ることができた」/WRC第2戦 デイ1後コメント
2024年2月16日(金)12時55分 AUTOSPORT web
2月15日(木)、WRC世界ラリー選手権第2戦『ラリー・スウェーデン』のデイ1は、1本のスペシャルステージ(SS)が行われ、今大会が2024年シーズン初出場イベントとなるTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がラリー初日の総合首位に立っている。2番手には、TGR-WRTのレギュラーである日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が続いている。そんなデイ1を終えた各陣営から、ドライバーたちの声が届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合5番手
「このステージではとてもうまくやってきたと思う。グリップは頻繁に変化していたが、ドライビングにはかなり満足しているよ」
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合8番手
「僕はいつもステージの終わりに(ステージについてどう感じたか)ルイス(ルッカ/コドライバー)に質問するんだ。今週も学びのある週末になるだろう」
「タイムはそれほど良くなかったが、それも普通のことだろう。効率的に走ることを心がけていたが、狙い過ぎたために遅くなってしまったかもしれない。このステージはあと残り3回走行するので、観客のためにもレッド・バーン・アリーナをより良いものにするよ」
※いずれもSS走行直後の公式インタビューより
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合6番手
「問題はなかったが、路面からグリップが得られていない感じだ。良いブレーキングポイントを掴むことにも、少し苦労してしまった」
「明日はもう少しトラクションを得るために、クルマに少し改善を施す必要があるよ」
●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合4番手
「クリーンなドライブだった。最初のブレーキングで股にベルトの反対側が引っかかってしまって、少し痛かったよ」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合7番手
「詳しいことは分からないけれど、充分なグリップが得られなかったステージだった」
※いずれもSS走行直後の公式インタビューより
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合首位
「クルマのコクピットに復帰して、ふたたびWRCをスタートするのは素晴らしい気分だ。最初のステージは、路面がかなり凍結していてグリップがあまり高くなく、激しいブレーキングが求められる箇所も多いので、タイムを出すためにはうまく走る必要があった」
「非常にトリッキーなステージだが、いいスタートを切ることができたと思う。朝のシェイクダウンでもクルマのフィーリングが良かったので、ここまでのところハッピーだよ」
「明日は、ハイスピードなステージが増えるチャレンジングな一日になるので、とても楽しみだ。ライバルたちもハードにプッシュしてくると思うが、自分もそのように走るつもりなので、どのような位置につけることができるのか楽しみにしている」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合3番手
「ほかとは大きく異なるこのステージで、ラリーをスタートするのは決して簡単なことではなかった。かなり多くの水が撒かれたことによって、アイス自体はいい感じに仕上っていると思ったが、路面は非常に滑りやすかった」
「もっと果敢に走ることもできたかもしれないが、悪くないスタートを切ることができたと思う。朝のシェイクダウンでは路面に滑りやすい雪が多くあり、とても難しく感じた」
「このラリーはコンディションが急激に変わることが多く、セットアップを完璧に仕上げることは難しいので、午前中はいくつかのセットアップを試したんだ。明日の午前中は、路面に滑りやすい雪が大量にあるはずだ。対して午後は、多くの轍が刻まれ雪の下からグラベルも出てくるはずなので、タイヤとスタッドを上手くマネージメントすることが重要になるだろう」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合2番手
「スノーロードに戻り、大勢の観客の皆さんが集まったこの最初のステージでラリーをスタートすることができて嬉しいです。厚い氷に覆われた路面はとても滑りやすかったですが、いいスタートを切れたと思いますし、明日がとても楽しみです」
「シェイクダウンでは、すでに1回目の走行からクルマのフィーリングが良く、思い通りに走ることができたのでいいタイムが出ました。明日も全力を尽くして走り、いいリズムを見つけたいと思います」
「ステージを1回目に走行する時は、プッシュすることも運転を楽しむこともできると思いますが、2回目に走る時はタイヤのマネージメントと、どこまでプッシュできるのかを見極めることが、大きなチャレンジになると思います」
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