チェルシーが“因縁の相手”三笘薫に関心か!?　リストアップと欧州メディア報道　移籍メリットも強調「ミトマも前向きな可能性がある」

三笘の突破力はどのクラブにとっても魅力的なものだ(C)Getty Images

　ブライトンの三笘薫は直近2試合の公式戦、FAカップ、プレミアリーグでいずれも強豪チェルシーを相手に得点を決めチームの勝利に貢献した。そして、そのチェルシーが三笘獲得へ動いていると欧州メディアで報じられている。

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　英サッカーサイト『CaughtOffside』が現地時間2月14日、三笘がチェルシーの獲得候補に挙がっていると伝えた。これはスペインメディア『Fichajes』からの情報を引用する形となっており、チェルシーMFのウクライナ代表である24歳のミハイロ・ムドリクの代役として三笘をリストアップし、獲得に向けて9000万ユーロ（約140億円）を準備しているという。

　2023年1月にチェルシーに加入したムドリクは背番号10を背負うものの、今季はリーグ戦7試合出場にとどまり、さらに昨年末にドーピング陽性反応が出たことにより出場停止の処分を受けている。

『CaughtOffside』では、「ブライトンが（三笘の）放出に応じるかは不明」としながらも、「ムドリクは加入後期待外れのパフォーマンスが続き、さらにドーピング違反で長期出場停止処分を受ける見込みとなっている。そのため、チェルシーが代わりの選手を探すのは当然の流れだ。ミトマはウクライナ代表のムドリクよりもチームにとって大幅な強化となる可能性がある」などと予想。

　さらに、同メディアはチェルシーからオファーが行われた場合について、「ミトマ自身も、チェルシー移籍に前向きな可能性がある」と指摘。その理由として、「キャリアのステップアップとなり、より高いレベルでの戦いが可能になるからだ」と説明する。また、現在リーグ上位に位置するチェルシーが来季のチャンピオンズリーグ出場の可能性もあるとして、「トップ4入りすれば、さらに実力のある選手を引き寄せる要因となるだろう。あとはブライトンとの合意がまとまるかどうかだ」と三笘にとってもメリットが大きい移籍であると主張する。

　その上で、両クラブの対応にも言及。「チェルシーには移籍金を支払う資金力があり、9000万ユーロのオファーがブライトンを説得するかが焦点となる」と綴っている他、「ミトマは現在キャリアのピークを迎えており、チェルシー移籍が実現すればすぐにチームに適応し、トップレベルで自身の実力を証明しようとするはずだ」と見解を示している。

　チェルシーにとって三笘は、ここ2試合で圧巻のパフォーマンスをみせつけられている相手。チームの補強として実際にそのプレーを求めることがあっても、決して不思議ではないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]