市川團十郎親子が鈴鹿サーキットでモータースポーツ文化を体験。同乗走行で感動「プロの方々が走る土俵は違う」

2025年2月17日(月)20時39分 AUTOSPORT web

 2025年F1第3戦日本GPの公式アンバサダーであり、決勝レース前のオープニングセレモニーで歌舞伎舞踊を披露する市川團十郎さん、市川新之助さんの親子が2月16日、鈴鹿サーキットを訪問した。


 春先の4月4〜6日に三重県の鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP。今年は市川團十郎さん、市川新之助さんのふたりがオープニングセレモニーで歌舞伎舞踊を披露する。日本の伝統芸能とモータースポーツの橋渡しをする第一人者として活動するべく、ふたりは鈴鹿サーキットを訪れた。


 ふたりは鈴鹿サーキットパーク内のアトラクション(Honda RACING Gallery、GPレーサーズ、カートアタッカー)を体験したほか、レーシングコースの1周同乗走行、そして国際レーシングコースのコントロールタワー内にあるコース管制室や表彰台も見学。モータースポーツの文化に触れ、同時にそれを支える裏側を体験していた。


 体験終了後に行われた囲み取材にて、團十郎さんは「父である12代目市川團十郎がF1が好きだったので、子供のころからF1拝見していました。実際に現場を訪れ、普段は関係者の方々しか入れないような場所まで拝見させていただくことができ、大きなことをみんなで作り上げて、ひとつのスポーツ競技、エンターテイメントになっていることを実感しすごく感動しました。また4月(日本GP当日)にお邪魔することが楽しみですね」と、語った。


 また、現在11歳の新之助さんはHonda RACING Galleryの常設展示『Honda F1 勝利の系譜』を見て、「1960年代からの今までのF1のクルマを見て、歴史を感じると同時に、その進化にも感動したので、すごくF1に興味を持ちました」と、コメント。


 Honda RACING Galleryの展示は團十郎さんも興味津々で「やはり本田宗一郎さんの思いというものが、ホンダが初めてレースに出た際のマシンからずっと受け継がれていてブレない。そして時代とともに進化を、変化を続け、今なおトップでいる。この歴史軸をギャラリーで見させていただき、並大抵のことではないと改めて感じました」と、感想を述べた。


 なお、今回の鈴鹿サーキット訪問で新之助さんが一番楽しかったのはGPフィールドにあるレーシングカートアトラクション『カートアタッカー』の体験だったという。一方、團十郎さんはホンダ・シビック・タイプRの助手席に同乗し、国際レーシングコースを体験したことが一番楽しかったようで、「もっと怖いと思っていましたが、首都高速道路の方が怖いということがわかり勉強になりました。やはり、プロの方々が走る土俵は違うなというところが一番感動しました」と、語った。


 日本GPの決勝日となる4月6日、世界が注目する決勝レース前のオープニングセレモニーでふたりは歌舞伎舞踊を披露する。新之助さんは「そう簡単にはできないことだと思いますが、頑張りたいと思います」と意気込む。


 そして、團十郎さんは「歌舞伎という日本の文化のひとつの象徴が、F1という舞台で、世界の方々に見ていただけることで、良い相乗効果になればいいなと思いながら、我々もその(歌舞伎の)歴史にあぐらをかくことなく、良い作品を、芸術性のあるものを披露できたらと思います」と、意気込みを語った。


 市川團十郎さん、市川新之助さんの親子がどのような歌舞伎舞踊を披露するのか。日本文化とF1のかつてないコラボレーションは、2025年の日本GPの見どころのひとつになりそうだ。

鈴鹿サーキットを訪問した市川團十郎さん、市川新之助さん
『Honda RACING Gallery』を見学する市川團十郎さん、市川新之助さん
鈴鹿サーキットパーク内のアトラクションも体験した市川團十郎さん、市川新之助さん
体験後にはメディアの取材に応えた市川團十郎さん、市川新之助さん


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