試合中に選手への頭突き…英3部の主審が謝罪「冷静さを保てなかった」

2021年2月17日(水)23時18分 サッカーキング

イプスウィッチのジャッジと揉めたドライスデール主審 [写真]=Getty Images

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 イングランド・フットボールリーグ(EFL)で主審を務めるダレン・ドライスデール審判員が、16日の担当試合で起きた“事件”について謝罪した。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 16日に行われたEFLリーグ・ワン(3部)のイプスウィッチ対ノーサンプトン戦では、90分にイプスウィッチのアイルランド代表MFアラン・ジャッジがペナルティエリア内で倒されたが、ドライスデール主審はPKを与えずプレーを続行。この判定にジャッジが異議を唱えると、ドライスデール主審も対抗してジャッジに詰め寄る。主審が同選手の額に自身の頭を突き付けたため、周囲の選手たちが慌てて両者を引き離した。なお、ジャッジにはこの際にイエローカードが提示されている。



 英国中で物議を醸した事件から一夜明け、ドライスデール主審はイングランドのプロ審判員理事会(PGMOL)を通じて公式に謝罪。「私たち審判にとって、試合中は冷静さを保ち、常にプロとして選手と関わることが重要であることは十分に理解しています。昨晩にそれができなかったことについて、アランとイプスウィッチ・タウンに謝罪することしかできません」と、自身の行いを反省した。

 現時点でドライスデール主審への処罰は下されていないが、イプスウィッチを率いるポール・ランバート監督は相応の対応を求めているようだ。同監督はイギリスメディア『トークスポーツ』に対し、「マイク・ジョーンズ(EFLの審判長)に対し、物事がどう進んでいるのかを尋ねるメッセージを今朝送ったよ。あんなものはとても長い間、見たことがないからね」とコメントした。

 また、イプスウィッチの広報担当者は『スカイスポーツ』に対して、クラブとしては現時点で公式な抗議を行なっていないことを認めたものの、「何らかの措置が取られるかどうかは、当局の判断次第となります」と語ったようだ。

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