モナコ、終盤の劇的弾でレヴァークーゼンを下す…南野拓実は先発も前半のみの出場に

2023年2月17日(金)7時16分 サッカーキング

南野は前半45分間のみの出場に [写真]=Getty Images

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 ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグが16日に行われ、モナコ(フランス)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。

 モナコはグループHをフィレンツヴァーロシュ(ハンガリー)に次ぐ2位で通過し、プレーオフに回ることが決まっていた。一方、レヴァークーゼンはチャンピオンズリーグ(CL)に参戦していたものの、グループBを1勝2分3敗の3位でフィニッシュ。グループステージ敗退となり、ELに出場することとなっていた。そんな両者がELのベスト16進出を賭けて激突。モナコに所属している南野拓実は5日に行われたリーグ・アン第22節のクレルモン戦以来、公式戦2試合ぶりのスタメン出場を飾った。

 試合位は立ち上がりに意外な形で動く。9分、レヴァークーゼンのGKルーカス・フラデツキーがバックパスを受けた途端にモナコのブリール・エンボロがスピードアップ。逆サイドへと展開しようとしたフラデツキーからボールを奪うと、これがGKに当たってゴールに吸い込まれた。モナコが敵地で幸先良く先制に成功している。

 その後は拮抗した展開となったものの、前半終了間際にはモナコがチャンスを作り出す。左サイドでボールを持ったアレクサンドル・ゴロヴィンがドリブルから中央へ送ると、このボールに南野が反応。わずかに意思が合わずボールは逆サイドに流れたが、フリーで待っていたクレパン・ディアタが強烈なシュートを放った。しかし、ここはGKフラデツキーの好セーブに阻まれている。前半はこのままモナコの1点リードで終了した。

 後半に入るとモナコに動きが。南野を下げてエリエス・ベン・セギルをピッチに送り出した。立ち上がりにはレヴァークーゼンの攻撃が結果に結び付く。48分、自陣でゴールキックのセカンドボールを回収した流れから、右サイドを駆け上がったジェレミー・フリンポンがマイナスへ折り返し、最後はムサ・ディアビが対峙した相手を抜き去って左足でゴールネットを揺らす。レヴァークーゼンが試合を振り出しに戻した。

 続く59分もレヴァークーゼン。敵陣でクリアボールを拾うと、細かくパスを繋いで中央を前進。前を向いてボールを受けたフロリアン・ヴィルツが細かいステップのドリブルで相手を置き去りにし、最後は右足で冷静にシュートを沈める。後半の早い時間にレヴァークーゼンが逆転に成功した。

 1点ビハインドとなったモナコだったが、74分には再びスコアを動かす。ベン・セギルが中央のスペースでボールを持ち運び、左へ繋ぐと、クロスボールが右サイドへと流れていく。ボールを受けたディアタは後ろ向きの体制だったものの、横へのドリブルから左足を振り抜く。狙い澄ました一撃がゴールに吸い込まれ、モナコが同点ゴールを記録した。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、再びモナコがゴールネットを揺らす。左コーナーキックが跳ね返されたボールを回収すると、ペナルティエリア手前で前を向いたアクセル・ディサシが右足一閃。ややアウト回転のかかった一撃をゴールに突き刺し、モナコが土壇場で逆転に成功した。

 試合はこのままタイムアップ。モナコの公式戦連勝記録は「3」でストップしたものの、敵地で逆転を許しながらも同点に追い付く底力を見せた。一方、レヴァークーゼンはリードを保てず、ホームで白星を逃す結果となっている。なお、セカンドレグは1週間後の23日、モナコの本拠地で行われる。

【スコア】
レヴァークーゼン 2−3 モナコ

【得点者】
0−1 9分 ルーカス・フラデツキー(OG/モナコ)
1−1 48分 ムサ・ディアビ(レヴァークーゼン)
2−1 59分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
2−2 74分 クレパン・ディアタ(モナコ)
2−3 90+2分 アクセル・ディサシ(モナコ)

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