早くも現れた「ダルビッシュ効果」 岩村明憲氏も「大会にかける意気込みがピッチングに現れていた」と手放しで称賛

2023年2月18日(土)18時44分 ココカラネクスト

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 14年ぶりのWBC制覇を狙う侍ジャパンが2月18日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎でトレーニングを行った。合宿2日目のこの日、パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、侍ジャパンでは初のブルペン入り。甲斐拓也捕手(30)を相手に35球を投げ込んだ。

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 その様子を視察した岩村明憲氏(福島レッドホープス球団社長兼監督)は、「素晴らしい球を投げていた」とダルビッシュの投球にほほを緩めた。

 現役時代にヤクルトや楽天、メジャーリーグのタンパベイ・レイズなどで活躍し、2006年、09年と2大会連続でWBC優勝に輝いた同氏の目にも、合宿初日から参加するダルビッシュの姿は頼もしく映ったのだろう。「この大会にかける意気込みというか、そういうモノがピッチングに現れていた。吉井コーチが『もう仕上がっているね』とぼそっと言ったくらい」と明かしつつ、「もちろん本人のなかではまだまだ調整段階なんだろうけど、彼の行動・言動ひとつが注目されている。他のピッチャー陣も刺激を受けながらキャンプを送っていると思う」とダルビッシュの存在がチームを活性化しているとも指摘した。

 ダルビッシュの投球時に若手投手が”集合”し、見学していたのがいい例だろう。佐々木朗希投手(21)や山本由伸投手(24)らは、『少しでも盗んで成長したい』と言わんばかりの姿勢で、日米通算188勝右腕の投球に見入っていた。そんなダルビッシュの影響力について、岩村氏は「どの球種もやっぱり一級品。今日は甲斐選手とのコンビだったけど、他の2人のキャッチャーともピッチングを重ねていくと思う。キャッチャーも刺激を受けるんじゃないかな」と投手だけでなく、”女房役”にも波及すると述べた。

 早くもあらわれた”ダルビッシュ効果”。岩村氏も「彼の背中は一緒に戦っている選手の励みにもなる」と信頼を寄せる右腕は、世界一奪還を目指すチームを力強く引っ張ってくれそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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