「もう158キロ出るの?」藤川阪神でベールを脱いだ、支配下間近の"ロマン腕"に反響止まらず 「可能性しか感じない」
2025年2月18日(火)11時41分 ココカラネクスト

実戦で158キロをマークした工藤への期待が高まっている(C)産経新聞社
V奪回を目指す阪神でまた1人、楽しみな新星が出てきた。
育成ドラフト1位の工藤泰成(四国アイランドリーグ・徳島)は16日の広島との練習試合(宜野座)の8回に初登板。
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先頭、末包昇大に投じた2球目が球場計測では158キロを記録。どよめきが走った。それ以降も150キロを連発と球威ある直球を軸に末包を右飛に打ち取ると、3番に入った仲田侑仁には直球をセンター前にはじき返された。それでも続く二俣翔一を遊飛、最後は渡辺悠斗を同じく直球で中飛に打ち取り、1回1安打無失点の"満点デビュー"を飾った。
この力投には藤川球児監督も好評価、ベンチプレス120キロ超えのマッチョマンであることも話題を呼んでいるが、鍛え抜かれた肉体から放つ力強い投球で周囲の度肝を抜いた。
投手王国の阪神では、先発、救援ともに多彩な顔ぶれが揃うが、ここまでのパワーピッチャーが加われば、層に厚みが増すことは間違いない。
早速、この日の工藤の力投にはSNS上でも「大いに期待したい」「可能性しか感じない」「もう158キロ出るの?」など驚愕の声があがるなど、反響が拡がっている。
3月末の開幕を見据えて、今後は育成選手の支配下をめぐっての争いもし烈さを増す。阪神では16日の試合で制球に苦しみ、1回持たず7失点となったホセ・ベタンセス、また故障からの復帰で力強い投球を見せている育成左腕の伊藤稜など候補は複数あがるとあって、果たして支配下への切符をもぎ取るのはどの選手となるか。今後のアピールも楽しみにしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]