香川真司が12年半ぶりJ1出場!…C大阪は昇格組の新潟と打ち合いドロー

2023年2月18日(土)15時54分 サッカーキング

同点ゴールのC大阪MF為田大貴 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第1節が18日に行われ、セレッソ大阪とアルビレックス新潟が対戦した。

 2021年8月からチームを率いる小菊昭雄監督の下、着実に練度を高めてきたC大阪が、悲願のJリーグ制覇に挑戦する。昨季J2を制した戦力をベースに、6年ぶりJ1で戦う新潟を『ヨドコウ桜スタジアム』に迎えての開幕戦。清武弘嗣、キム・ジンヒョン、上門知樹、藤尾翔太らが離脱した一方、新加入のレオ・セアラとジョルディ・クルークスが早速スタメン。12年半ぶりの復帰を果たした香川真司はベンチから再デビューの機会をうかがう。

 C大阪は21分に絶好機到来。ゴール前でこぼれ球に反応した為田大貴が押し込もうとしたが、惜しくも枠の上に外れた。

 するとその1分後に新潟が先制する。ハーフウェーライン付近で相手のクリアミスを拾ってカウンターを展開。伊藤涼太郎がファイナルサードまで運んでラストパスを選択し、ペナルティエリア右で受けた谷口海斗が右足を振り抜いてゴールに突き刺した。J3から成り上がった谷口は記念すべきJ1初ゴールに。

 しかし28分、C大阪がすぐに試合を振り出しに戻す。右サイドの深い位置からクルークスがゴール方向に向かう鋭いクロスを供給。為田が頭で合わせて押し込んだ。為田はアビスパ福岡時代の2016年8月以来、J1リーグで7シーズンぶりの得点となった。

 前半終盤にはC大阪が何度か新潟のゴールに迫ったものの、相手GK小島亨介の好セーブに遭う。前半に追加点は生まれず、1−1で折り返す。

 こう着状態が続くなか、C大阪は71分に2枚替えを敢行。香川がレオ・セアラに代わってピッチへと入り、4662日ぶりにJリーグ出場を果たした。

 すると75分、C大阪が逆転に成功する。香川のスルーパスに抜け出した山中亮輔が左サイドの深い位置からクロスを供給。これは相手にクリアされたが、ペナルティエリア手前で奥埜博亮がこぼれ球を回収。右足を振り抜き、ゴール左下へと突き刺した。

 しかし80分、新潟が追いつく。伊藤の右コーナーキックに千葉和彦が頭で合わせた。
 
 試合はこのまま終了し、開幕戦は2−2の痛み分けに終わった。次節、C大阪は24日に敵地でアビスパ福岡、新潟は26日に敵地でサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
セレッソ大阪 2−2 アルビレックス新潟

【得点者】
0−1 22分 谷口海斗(新潟)
1−1 28分 為田大貴(C大阪)
2−1 75分 奥埜博亮(C大阪)
2−2 80分 千葉和彦(新潟)

【スターティングメンバー】
C大阪(4−4−2)
清水圭介;毎熊晟矢、マテイ・ヨニッチ、西尾隆矢、山中亮輔(81分 舩木翔):ジョルディ・クルークス(81分 中原輝)、奥埜博亮、原川力(71分 鈴木徳真)、為田大貴;レオ・セアラ(71分 香川真司)、北野颯太(66分 加藤陸次樹)

新潟(4−2−3−1)
小島亨介;藤原奏哉(77分 新井直人)、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗(86分 トーマス・デン);高宇洋、島田譲(77分 秋山裕紀);三戸舜介、伊藤涼太郎、小見洋太(66分 松田詠太郎);谷口海斗(66分 鈴木孝司)

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