ル・マン24時間に自動招待される全チームが決定。APRとマンタイが最後の枠を獲得

2025年2月19日(水)12時44分 AUTOSPORT web

 アルガルベ・プロ・レーシング(APR)とマンタイは、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズで成功したことによって、2025年6月14〜15日にフランスで行われる第93回ル・マン24時間レースの最後の自動招待枠を確保した。


 このふたつのチームはそれぞれLMP2クラスとGTクラスで2024-2025年シーズンを戦い、前者はミカエル・イェンセン、バレリオ・リニチェッラ、プジョーのワークスドライバーであるマルテ・ヤコブセンのトリオが3大会で1勝ずつ、シーズン6戦中3勝を挙げる活躍でタイトルを獲得。同時に“世界三大レース”のひとつであるフランス伝統の耐久レースに挑む権利を得た。


 一方のマンタイは、シーズン最終戦のアブダビ4時間レースでアンタレス・オー、ジョエル・シュトーム、クラウス・バッハラーがクラス優勝を果たしたことで、チャンピオンシップを獲得した。


 APRと同じくル・マンへの自動招待権を得たドイツの名門GTチームは、サルト・サーキットのLMGT3グリッドに最大3台のマシンを並べる可能性がある。マンタイは昨年に引き続き、2台体制でWEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに出場することが決まっており、年間を通じてシリーズにコミットしている2台についてはル・マンへの出場枠がすでに確保されているためだ。

GTクラスのタイトルを獲得したマンタイは、WECにフル参戦する2台とあわせて最大3台のマシンをル・マンに投入することができる。


 ウインターシリーズとして行われているAsLMSの終了後に授与されたふたつの招待枠は、2024年から現在までにすでに保証された9つのエントリースロットに追加された。


 ル・マン24時間への招待の大部分は欧州を転戦するELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズを通じて行われ、当該のスロットではAOレーシング・バイ・TF、インターユーロポル・コンペティション、AFコルセ、RLR MスポーツがLMP2のグリッドを獲得している。


 また、今季GT3ブランドをメルセデスAMGにスイッチしたアイアン・リンクスは、2024年のELMSタイトル獲得により、マンタイと同じく3台目のクルマをLMGT3クラスに投入することが可能だ。


 このほか北米耐久シリーズのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権では、GTPクラスでシリーズチャンピオンに輝いたポルシェ・ペンスキー・モータースポーツが特別招待枠を獲得。同じくIMSAからニック・ブールとオリー・フィダーニがそれぞれジム・トゥルーマン賞とボブ・エイキン賞を獲得したことでル・マンへの挑戦権を得た。


 さらに、スカイ・テンペスタ・レーシングは、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのブロンズカップ・コンペティションを通じて招待権を受け取っている。



投稿 ル・マン24時間に自動招待される全チームが決定。APRとマンタイが最後の枠を獲得autosport webに最初に表示されました。

AUTOSPORT web

「ル・マン」をもっと詳しく

「ル・マン」のニュース

「ル・マン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ