Jリーグで最も止められない選手は誰? J2福岡加入のドゥドゥが見せつけた規格外の破壊力

2月19日(月)10時41分 フットボールチャンネル

J1で最も止められなかった選手は?

 Jリーグの新シーズンがまもなく開幕を迎える。今季もたくさんのゴールが決まり、ドラマが生まれることだろう。そこで今回は昨季のJリーグでDFたちが止めるのに最も苦労した選手は誰なのか、データをもとに紐解いた。意外なあの選手が、今季も大暴れするに違いない。(文:SPAIA編集部、監修:データスタジアム)

 Jリーグで最も“アンストッパブル”な選手は誰か。守備の選手たちが最も止めるのに苦労した、あるいは止められなかったのは誰なのか。

 もちろんJ1得点王に輝いた川崎フロンターレのFW小林悠や、得点ランキング上位に名を連ねたセレッソ大阪のFW杉本健勇、浦和レッズのFW興梠慎三といった選手たちが、対戦相手にとって厄介な存在だったことに疑いはない。

 だが、DFが本当に「止められない」と感じる時は、思わずファウルをしてしまうのではないだろうか。ファウルでなければ前進を止められない、それだけ対戦相手にとって脅威になる選手はチームにとって貴重な存在になる。

 そこで2017シーズンのJ1リーグ戦で、最も多くのファウルを受けた選手10人をランキングにして並べたものが以下である。

 10位にはサイドバックながら目覚ましい攻撃性能を発揮した清水エスパルスのDF松原后がランクイン。ジュビロ磐田を支えたベテランMF中村俊輔が6位に、チームメイトにして前線で体を張り続けたFW川又堅碁が2位と日本人選手たちも上位につける。

 とはいえ目立つのは外国人助っ人たちだろう。8位タイにつけたアルビレックス新潟のFWホニやサンフレッチェ広島のFWアンデルソン・ロペスにはじまり、3位タイにはスピードとテクニックが融合したドリブル突破で猛威を振るった横浜F・マリノスのマルティノス、圧倒的なフィジカルでサガン鳥栖の前線に君臨したコロンビア代表FWビクトル・イバルボが入った。

 そして他を大きく上回る被ファウル85回を記録したのが、J2降格となったヴァンフォーレ甲府で孤軍奮闘したブラジル人FWドゥドゥである。彼がどれだけ相手DFを苦しめたか、というのは被ファウル数のランキングを、1試合(90分)あたりの回数で並べ直したときにより際立つ。

破壊力抜群のドゥドゥはJ2でも猛威を振るうか

 昨季のドゥドゥは負傷離脱していた期間もあり、出場試合数は29試合、出場時間は2000分以下だった。年間の被ファウル85回を90分あたりの数字に直すと「4回」、つまり1試合にフル出場すれば毎回4度はピッチに倒されていたことになる。

 また、自陣に守備ブロックを敷いて守る甲府において前線で孤立しがちだったドゥドゥは、後ろ向きでボールを受けた際に倒されることも多かった。やはり対戦相手のDFにとって、前を向かれては怖いということだろう。それを証明するデータもある。

J1を震撼させたドゥドゥの突進力

 上の表は、ドリブル後の被ファウル数ランキング上位14人を示している。ここでの「ドリブル」には横向きあるいは後ろ向きに「運ぶ」ドリブルは含まれず、前方向に「突破」を仕掛けるドリブルを意味する。

 ここでもドゥドゥが“アンストッパブル”であったことがわかる。ドリブル後の被ファウル「15回」は単独1位、そして2位のホニに3回分の差をつけている。対峙するDFにとっては前を向いてドリブルされればファウルしなければ止められず、ターンされる前に後ろ向きの状態でファウルしてでも止めなければならない怖さがあったはずだ。

 もちろん「被ファウル数」と「ドリブル後の被ファウル数」のランキングに2つとも名を連ねたホニやアンデルソン・ロペス、マルティノス、中村、天野、松原といった選手たちも対戦相手にとっては厄介な存在だったはずだが、ドゥドゥの傑出した突進力は群を抜いていた。

 そんなドゥドゥは、今季からJ2のアビスパ福岡へと移籍している。フランスやスペインで実績豊富なブラジル人FWトゥーリオ・デ・メロという頼もしい相方も加わった。J1で「最も止められない選手」はJ2でどれほど猛威を振るうのか、屈強な相棒とのコンビネーション、そしてチームをJ1昇格へ導くゴールにも期待大だ。

(文:SPAIA編集部、監修:データスタジアム)

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