初のレギュラー本格参戦も目標は「控えめ(笑)」 ジャンボの秘蔵っ子・小林夢果【QTからの返り咲き】
2024年2月20日(火)15時0分 ALBA Net
2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。昨年末のファイナルQTを突破して前半戦に出場する選手を紹介する。今回はQTランク8位の小林夢果。
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いよいよ、日本一の飛ばし屋がレギュラーツアーに足を踏み入れる。2003年生まれの“ダイヤモンド世代”である小林夢果がファイナルQTを8位で突破。プロ3年目のシーズンにしてレギュラーツアー本格参戦を叶えた。
これまでの2年間は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場。そして昨年の最終戦「京都レディースオープン」で念願の優勝を飾った。出場21試合で6度のトップ10入りを果たし、力をつけてきた。
魅力のひとつは飛距離。ドライビングディスタンスを計測しているレギュラーツアーの出場は昨季4試合で参考記録だが、そこで266ヤードを記録した。これは1位に輝いた神谷そらの260.83ヤードを5ヤード以上も上回る。2月に行われたツアー外競技「マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024」では「280ヤード」の快打があったことも明かしていた。
ジャンボ尾崎を師匠にもち、小林の成長っぷりにはジャンボも目を見張っている。アドバイスもあり、プロ入り後にドライバーはドロー、アイアンはフェードと打ち分けている。「これはジャンボさんに褒められました。これは極めようかなって思います(笑)」とあどけない笑顔でニッコリ。オフにはジャンボ邸で汗を流し、準備を進めている。
今季の目標は「控えめのほうがいいんです(笑)」と“シード権獲得”を掲げた。いよいよ踏み入れるレギュラーツアーの舞台。同期の櫻井心那、川崎春花らの背中を追いかけながら、優勝までかっ飛ばしていきたい。
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