「今年も才木が軸で回っていく」飛躍が期待される才木浩人に球界OBも太鼓判 新シーズンでの成長のカギは「得意球の精度を高めること」

2025年2月20日(木)16時19分 ココカラネクスト

才木の才能は誰もが認めるところ。阪神を引っ張る存在になってほしいところだ(C)産経新聞社

 藤川球児新監督の下、V奪還を目指す阪神は2025年も自慢の投手陣が“ストロングポイント”に挙げられる。昨年もリーグ2位のチーム防御率を記録しており、今季も阪神の先発、リリーフとそれぞれのパフォーマンスは他球団にとって大きな脅威となることは間違いないだろう。

【動画】阪神タイガース 春季キャンプ2025レポート

 その中でも、才木浩人にはエースとして大きな期待が寄せられている。昨年は初めて二桁勝利(13勝)、規定投球回にも到達し、リーグ3位の防御率1.83と高い数字も残すなど飛躍を遂げた。また、味方打線の援護に恵まれず我慢を強いられる登板もあった中でも大崩れすることなく、シーズン全体で安定感を発揮していた。

 今オフには球団に対し、メジャー挑戦への想いも伝えたことが話題となった才木。新シーズンでは昨年以上の成績を残すことが2シーズンぶりの優勝への最低条件であると、多くの虎党はイメージしているはずだ。

 もちろん、才木にさらなる成長を求めるのはファンだけではない。キャンプ地で実際にそのピッチングを目の当たりにしたという球界OBからも、新シーズンへ臨む右腕へのエールが送られている。

 現役時、阪急やオリックスで活躍し、引退後は阪神のコーチも務めた佐藤義則氏が自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を更新。2月16日に配信となった「阪神タイガース 春季キャンプ2025レポート」の中で、才木の新シーズンに向けたピッチングについて言及している。

 阪神のキャンプ視察で投手陣のチェックを行ったと振り返る佐藤氏は、才木に対し、「ボールも強く、速さもあった」「それなりに自信をもって投げている感じに見えた」と印象を語っている。

 その上で、「今年も才木が軸で回っていくと思う」と新シーズンでの起用法も見通すとともに、ピッチングの内容については、「特に、スタイルを大きく変える必要は無い」と指摘する。 

 昨年、才木がスライダーを覚えたことで投球の幅が広がったと説明する佐藤氏は、今後に向けては、「得意球種の精度を高めること」が重要だと主張。「本人はフォークが得意で、そのフォークでも一発で空振りを取れるボールにする。そうすることで、球数も抑えられる」などとコメント。

 また、「これから160kmが出ることも無いわけなので、今のスピードを維持しながら、(変化球も含めた)地道なコントロールを身に付けていくことが大事」として、あくまでも現在のスタイルを磨いていくべきとの見解を示す。加えて、才木の昨年のパフォーマンスについても、「15、16勝できる内容だった」「四球もほとんど出していない」と評している。

 やはり、阪神先発陣の屋台骨を支える存在として、誰よりも大きな期待が才木には寄せられているようだ。頼もしさを増す26歳エースのピッチングが、新シーズンでの阪神の原動力となることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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