日本代表の森保監督、過密日程の欧州視察で注目した選手は?
2025年2月20日(木)15時0分 FOOTBALL TRIBE
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1月末に渡欧した日本代表の森保一監督が、欧州視察から2月19日に帰国。17日間で怒涛の16試合を現地視察し、欧州各国のリーグやカップ戦に出場する日本代表候補のプレーを直接確認したとされている。
森保監督の視察は、2月1日にドイツでのボーフム対フライブルク戦(0-1)からスタートし、オランダ、ベルギー、イングランド、スイス、デンマーク等と連日欧州各国を巡回したようだ。
ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド)、レアル・ソシエダ(スペイン)、スタッド・ランス(フランス)、セルティック(スコットランド)の試合は見ておらず、該当チームに所属する選手はほぼ選考確定かとも考えられる。
一方で気になったのは、新たな選手の発掘と報道でも注目されているドイツのマインツに所属するMF佐野海舟の視察だ。森保監督は8日にドイツでマインツとアウクスブルク戦(0-0)を観察しており、複数の報道でも明らかにされているように佐野のプレーにかなり好印象を抱いたとされている。
翌9日には同じくドイツで、ストライカー候補として期待されているFW町野修斗が所属するホルシュタイン・キールとボーフムの一戦(2-2)も視察。ボーフムにはMF三好康児も所属しており、1日と合わせて2回の視察となり、注目の高さが伺える。
また、13日にはUEFAヨーロッパリーグでのAZアルクマール(オランダ)対ガラタサライ(トルコ)の一戦(4-1)も視察しており、アルクマールに所属するDF毎熊晟矢をチェックしたようだ。さらに翌14日、森保監督はデンマークに渡り、MF鈴木唯人が所属するブレンビーとヴィボー戦(4-1)にも出向いており、同試合で鮮烈なゴールを挙げた鈴木も強烈な印象を残したのは間違いないだろう。
森保監督の視察スケジュールは過密そのものであり、代表強化への本気度がうかがえる。2026FIFAワールドカップ(W杯)に向けたチーム作りのため、選手の現状把握と最新の欧州サッカーへの探求に余念がないようだ。一部報道にも出ているように、森保監督自身の欧州移住の動きもあるようで、今後の活動にも引き続き注目していきたい。