【J1リーグ2023】開幕戦ベストイレブン

2023年2月21日(火)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2月17日、ついに開幕を迎えた明治安田生命J1リーグ2023。開幕戦という独特の緊張感と雰囲気の中、各地で熱戦が繰り広げられた。


特に新加入の選手たちの活躍は目覚ましく、新天地での一層の活躍が期待できる場面も多く見られた。ここでは、30周年を迎えたJリーグの開幕戦で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。




北海道コンサドーレ札幌 GK菅野孝憲 写真:Getty Images

GK:菅野孝憲(北海道コンサドーレ札幌)


2023シーズン初戦は、アウェイの地で昨年3位のサンフレッチェ広島と対戦した北海道コンサドーレ札幌。残念ながら勝ち星スタートとはならなかったが、そもそもGK菅野孝憲の力なくしては引き分けに持ち込むことも難しかったかもしれない。スコアレスドローで進行したこの試合。後半に入って攻勢を強める広島の前に、菅野は幾度となく立ちはだかりスーパーセーブを連発。中にはゴールライン上のセービングもあり、チームに貴重な勝ち点「1」をもたらした(0-0)。




湘南ベルマーレ DF杉岡大暉 写真:Getty Images

DF:杉岡大暉(湘南ベルマーレ)


湘南ベルマーレのDFラインの一角で出場したDF杉岡大暉は、攻守に渡ってサガン鳥栖との初戦勝利(5-1)に大きく貢献した。最終ラインから積極的に攻撃にも参加し、持ち前の高精度のクロスでチャンスを演出。特に試合開始早々に生まれた先制点のアシストは杉岡のクロスとなっており、この試合湘南に大きな勢いをもたらす原動力となった。




アルビレックス新潟 DF千葉和彦 写真:Getty Images

DF:千葉和彦(アルビレックス新潟)


実に6季ぶりとなるJ1の舞台での開幕を迎えたアルビレックス新潟。勝利とはいかなかったが、昨年の上位勢(セレッソ大阪)から貴重な勝ち点「1」を得た。特に終盤のDF千葉和彦のヘディングでの同点弾は、チームを救う一発だったと言える。新潟にとって、先制しながらも前半のうちに追いつかれ、後半中盤に逆転を許したこの試合。千葉のゴールで2-2に追いついたことは、チームにシーズンを戦い抜く自信を与えたことだろう。




柏レイソル DF片山瑛一 写真:Getty Images

DF:片山瑛一(柏レイソル)


今冬柏レイソルに新加入のDF片山瑛一。もともと豊富な運動量が売りの選手だが、ガンバ大阪との開幕戦(2-2)から持ち味を存分に発揮した活躍を見せてくれた。右のサイドバックとして出場した同試合。上下動はもちろん、中央にも顔を出し結果的にゴール正面の位置からのミドルシュートでゴールも奪った。今後も新天地での躍動を大いに期待したい。


ガンバ大阪 MFダワン 写真:Getty Images

MF:ダワン(ガンバ大阪)


昨2022シーズンは下位に低迷し、J1残留も危ぶまれたガンバ大阪。柏レイソルとの開幕戦も先制される展開の中、存在感を発揮したのがMFダワンだ。後半早々にエースFW宇佐美貴史のゴールを演出すると、直後には自身でもミドルシュートを相手ゴールに突き刺し逆転。結果終盤に追いつかれたことで勝利を手にすることはできなかった(2-2)が、チームの心臓部としての役割を果たしたと言える。




FC東京 MF松木玖生 写真:Getty Images

MF:松木玖生(FC東京)


プロ2年目のシーズンも、開幕から出番を得たFC東京のMF松木玖生。ゴールこそなかったが、豊富な運動量で広範囲に顔を出し、ボールの受け手と出し手として役割を果たした。昨年に比べて、ややマークも厳しく当たりも激しく来られていたが、動じている様子もなく安定感が増した印象だ。今季はどんな活躍を見せてくれるのか、間違いなくJリーグでも屈指の若手注目株なだけに期待も大きい。




湘南ベルマーレ MF小野瀬康介(当時ガンバ大阪)写真:Getty Images

MF:小野瀬康介(湘南ベルマーレ)


移籍直後だが、開幕スタメンとして出場した湘南ベルマーレのMF小野瀬康介は、ゴールという最高の形で起用に応えて見せた。1試合を通じて再三にわたり前線からの守備や崩しの場面で積極的な動きを見せ、セットプレーから見事なボレーで移籍後初ゴールを記録。初戦の相手となったサガン鳥栖の反撃意欲を削ぐとどめの1発を決めたことで、チームとしても個人としても次節以降に勢いのつく活躍だったと言えるだろう。




横浜F・マリノス FW西村拓真 写真:Getty Images

MF:西村拓真(横浜F・マリノス)


今冬は、主力選手の移籍もあった横浜F・マリノス。しかし、開幕戦では川崎フロンターレに勝利し今季もその強さが健在であることを示した。中でも、貴重な先制点を挙げたMF西村拓真の存在感は大きなものだったと言えよう。昨季と同様トップ下の位置で出場し、得点シーン以外でも積極的なプレスで守備でも大きく貢献。連覇に向け最高の流れを作る原動力となった。


湘南ベルマーレ FW大橋佑紀 写真:Getty Images

FW:大橋佑紀(湘南ベルマーレ)


前年活躍したFW町野修斗に注目が集まる湘南ベルマーレで、今季のリーグ戦初ハットトリックを決めたのは、FW大橋佑紀だった。1点目、2点目は完璧なお膳立てを受けワンタッチで決めきり、3点目は後ろにぴったり付かれながら倒れず正確にゴールに流し込んだ。昨年決して得点力が高くなかった湘南。それだけに、この大橋の開幕からの活躍は、チーム全体に勢いをもたらすものとなるはずだ。




鹿島アントラーズ FW知念慶 写真:Getty Images

FW:知念慶(鹿島アントラーズ)


今冬、新加入で鹿島アントラーズに加入したFW知念慶は、京都サンガとの初戦でいきなり見せ場を作った。開幕スタメンの座を掴むと、得点も挙げて勝利(2-0)に貢献。守備でも最終ラインの位置まで戻る場面もあるなど、高い献身性を見せている。期限付きから復帰のFW垣田裕暉など、人材豊富な鹿島でこのままスタメンの座を守り抜くことができるか、今季目が離せない選手の1人だ。




名古屋グランパス FWキャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

FW:キャスパー・ユンカー(名古屋グランパス)


今冬浦和レッズから期限付きで名古屋グランパスにやってきたFWキャスパー・ユンカーも、この開幕戦で早くも結果を出した。試合開始早々にセットプレーのチャンスからゴールを奪い、オフサイドで幻となってしまったが、DFラインの裏を取りあわや2点目というシーンも作り出して好調ぶりをアピールした。昨2022シーズンは、失点は少ないが得点も少ないという深刻な得点力不足に悩んだ名古屋。ユンカーの加入で一気に上位が見える可能性もある。

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