【阪神】「久しぶりにしてはできた」佐藤輝明が外野守備で魅せた 右翼から本塁へのレーザービームも披露
2025年2月21日(金)5時0分 スポーツ報知
ライトでノックを受ける佐藤輝明(左)、右=小幡竜平(カメラ・岩田 大補)
阪神・佐藤輝明内野手(25)が20日、沖縄・宜野座キャンプで今春初めて本格的な外野守備練習を行った。外野手の前川が一塁を守るなど、一部選手が本職とは異なる位置でシートノックを受ける練習メニュー「シャッフルノック」で右翼に就いた。本塁へダイレクト送球でスタンドを沸かせる場面もあり「久しぶりにしてはできたんじゃないかな」と充実した表情を浮かべた。
岡田前監督の政権下では三塁固定で、シーズンでの外野は22年が最後。藤川監督は今キャンプで野手に複数ポジションの守備練習をさせる方針を明かしており、外野手用グラブを持参していた。入団当初の主戦場をそつなくこなす姿に指揮官は「すごくアグレッシブに動いていた」と目を細めた。
外野は中堅・近本、右翼・森下が不動。左翼は前川らが控えており、あくまでも三塁が基本線となる。藤本総合コーチは「危機管理というか。初めから使うことはない」と断言。けがなどの有事に備えることに加え、試合展開に応じたオプションの一つとなりそうだ。
佐藤輝は昨季、12球団ワーストの23失策。「まずはしっかりサードを守れるように」。強打の主砲はあらゆる可能性を想定し、準備を進めていく。(直川 響)