ホンダ、『CBR1000RR-R FIREBLADE』シリーズの仕様を変更し3月1日から発売

2024年2月22日(木)12時15分 AUTOSPORT web

 ホンダは、大型スーパースポーツモデル『CBR1000RR-R FIREBLADE』と『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』の仕様変更を行い、Honda Dreamより3月1日(金)から発売する。今回は、「“TOTAL CONTROL” for the Track」のコンセプトをより進化させ、レーストラックにおける走行性能のさらなる強化と俊敏なハンドリングのさらなる向上を高次元で両立させるため、各部の仕様変更を行っている。


 『CBR1000RR-R FIREBLADE』は、高出力かつ扱いやすい出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせ、スポーツライディングをサポートする先進の電子制御技術を採用したCBRシリーズの最上位モデル。


 『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』は、『CBR1000RR-R FIREBLADE』をベースに、オーリンズ製の電子制御サスペンションのほか、ブレンボ製のフロントブレーキキャリパーを装備するなど、足まわりを専用化しているモデル。より、素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準装備するなど、ひとクラス上のスポーツライディングの楽しみを視野に入れた仕様となっている。


 パワーユニットは、カムシャフトのバルブタイミングおよびリフト量の変更、ピストン頭部形状変更による圧縮比アップなどを図り、中速域の加速性能のさらなる向上を狙っている。


 またホンダ二輪車初となる、2モーター式スロットルバイワイヤ(TBW)を採用。スロットルバルブの開閉を2個のモーターで行うことで、2気筒ごとの独立制御を実現し、加速時のスロットルグリップ低開度域のコントロール性や、減速時のエンジンブレーキ効力増加など、扱いやすさのさらなる向上に貢献している。


 加えて、クランクシャフトの形状変更や軽量化による慣性マスを低減し、スロットルグリップ操作に対するエンジン回転の鋭いレスポンスと、スムーズな追従性を実現するほか、トランスミッションなどのギア比を変更することで、全車速域での駆動力の向上を図っている。


 車体はフレームボディの構成部品を新設計し、軽量化と剛性バランスの最適化を図ることで、狙いとした旋回性と接地感の向上、より自由度の高いハンドリング性能で高次元のバランスをとっている。


 レースシーンで培ったエアロダイナミクステクノロジーを随所に反映し、ウイングレット、ミドルカウル、アンダーカウルを新設計。ウイングレットは、側面積を小さくすることでリフト抑制効果を確保しつつ、ヨーモーメントを約10%低減させ、軽快性の向上に寄与している。


 なお、『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』には、ライダーの体重をメーターに入力することで、体重に応じた前後サスペンションの推奨プリロード値を表示する機能を追加している。


 カラーリングは『CBR1000RR-R FIREBLADE』にグランプリレッドを設定。『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』はグランプリレッドとマットパールモリオンブラックの2色を用意する。


 希望小売価格は『CBR1000RR-R FIREBLADE』が248万6000円(税込)、『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』が284万9000円(税込)。発売は3月1日(金)からを予定している。

ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(マットパールモリオンブラック)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(マットパールモリオンブラック)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(グランプリレッド)
ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(グランプリレッド)


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