「好スコアを生むマネジメント術はラウンドの前日から始まっている」ゴルフ場所属プロに話を聞いた

2024年2月23日(金)11時15分 ALBA Net

梅の郷ゴルフ倶楽部(群馬県)9番ホールで、池越えショットの注意ポイントを解説する新宮忠治プロ(撮影:山代厚男)

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ゴルファーにとって、コースへ行く前に当日のプレーに思いを巡らせるのは楽しみのひとつ。さらに、スコアメイクにつながる情報を基に事前戦略も立てられればベストだ。そこで、今回はコースに詳しいゴルフ場の所属プロに攻略法を聞いた。質問に答えてくれたのは、梅ノ郷ゴルフ倶楽部(群馬県)所属の新宮忠治プロ。


「梅ノ郷のスコアメイクの鍵は9番、13番、16番です。特に池越えの9番パー3は、罠にハマりやすいです。右から強風のように見えても右へ打ち出すと池ポチャになったりします。理由は不明ですが、地形的に風が複雑なのかもしれません。そのため、風向きは気にせずワンクラブ上げてグリーンセンターを狙うのがベストです」
 
情報を集め戦略を練るのは楽しいうえに、ミスを防ぐ効果も高い。コースのレイアウトなどはほとんどのゴルフ場ではホームページに掲載している。距離やハザードの配置などを、ラウンドの前日までにチェックして攻め方を考えておくのが、コースの罠を回避して好スコアを生む秘訣だ。
 
新宮プロが要注意に挙げた13番については、「右ドッグレッグで、ティイングエリアから見えない右サイドの谷が曲者のパー4。ティショットは左サイド狙い。ただし曲げ過ぎはOBがあるのでNG。2打目は逆に左サイドが危険で右サイドを狙いましょう」と、新宮プロ。
 
そしてレギュラーティから610ヤードと距離が長い16番パー5は、「ティイングエリアに立つと右の林の先は遠く見えるが、キャリーで200ヤード以上飛ばせれば超えるため、ショートカットを狙うのもありです。飛距離に自信がない場合は刻んで4オン狙いが安全です」とのこと。
 
こういったポイントは、コースレイアウトをじっくり観察していると見えてくるもの。どのコースに行くのか予定が決まったら、頭の中でラウンドをシミュレーションしてみよう。
 
新宮忠治 梅ノ郷ゴルフ倶楽部に所属。ティーチングプロA級。ジュニア指導員。中学生からゴルフを始め、ゴルフ歴30年以上。今野康晴師弟関係でキャディを務めた経験もある


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