J1開幕節、鹿島が名古屋に勝利 新加入チャヴリッチが1ゴール1アシストの活躍

2024年2月23日(金)19時53分 サッカーキング

鹿島が名古屋に勝利[写真]=J.LEAGUE

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 2024明治安田J1リーグ第1節が23日に行われ、名古屋グランパスと鹿島アントラーズが対戦した。

 長谷川健太監督就任3年目となるホームの名古屋は、新加入の井上詩音、三國ケネディエブス、山中亮輔、パトリックがスタメン入り。また、下部組織出身の大卒ルーキー倍井謙、清水から加入した中山克広、山形から加入した小野雅史らがベンチ入りを果たした。

 一方、ランコ・ポポヴィッチ新監督が就任したアウェイの鹿島は、大卒ルーキーの濃野公人や新加入のチャヴリッチがスタメンに入り、プレシーズンでFWから中盤にコンバートされた知念慶がボランチで先発した。サブには、新加入のギリェルメ・パレジや期限付き移籍から復帰した山田大樹が入り、今月1日の右頬骨骨折により開幕戦への出場が危ぶまれた鈴木優磨もベンチ入りを果たした。

 立ち上がりから両チームともに強度の高い守備で隙を作らず、拮抗した展開となったが、徐々に鹿島が名古屋を押し込む時間帯を長くしていった。16分には濃野がペナルティーエリア内で稲垣祥に後ろから倒され、あわやPKかという場面をつくる。

 すると、19分にセットプレーから鹿島が試合を動かした。樋口が蹴ったコーナーキックは森島司がクリアするが、高く上がったボールを植田直通が競り勝つ。これに仲間隼斗が反応すると、ダイレクトで右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。J1通算100試合目の出場となった仲間のゴールで、鹿島が先制に成功する。

 リードした鹿島は試合の流れを引き寄せ、変化をつけたセットプレーでゴールに迫った。一方、名古屋はなかなか効果的な攻撃を仕掛けることができず、苦しい時間帯が続く。

 それでも28分に名古屋が決定機をつくった。右サイドからのコーナーキックを山中が蹴ると、カーブのかかったボールは直接ゴールに入る。しかし、ゴール前でパトリックが競り合ったプレーがファウルと判定され、得点は認められなかった。

 前半はこのまま鹿島が1点をリードして終了し、ハーフタイムへ突入。後半から鹿島は土居との交代で藤井智也を投入した。

 後半開始早々に試合が動いた。47分、左サイドから安西幸輝がクロスを入れると、チャヴリッチが高い打点でヘディング。シュートはゴールネットに吸い込まれ、鹿島がリードを2点に広げた。

 2点を追いかける展開となった名古屋だが、その後もなかなかチャンスを作ることができない。すると、62分に再び鹿島が得点を奪う。チャヴリッチがペナルティーエリア内で相手に寄せられながらも粘ってキープし、クロスを上げると、ファーサイドで待っていたのは仲間。ヘディングで冷静にゴールへと流し込み、リードを3点に広げた。

 鹿島は69分にJ1初出場で1ゴール1アシストの活躍を見せたチャヴリッチに代えて鈴木を投入。85分には2得点を決めた仲間との交代で、ギリェルメ・パレジがJ1デビューを果たした。

 試合はこのまま0−3で終了。鹿島が3年連続の開幕戦勝利を飾った。一方、名古屋は10年ぶりの開幕戦敗戦となった。

 次節は両チームともに3月2日(土)に開催。名古屋は豊田スタジアムでFC町田ゼルビアと、鹿島はカシマスタジアムでセレッソ大阪と対戦する。

【スコア】
名古屋グランパス 0−3 鹿島アントラーズ

【得点者】
0−1 19分 仲間隼斗(鹿島)
0−2 47分 チャヴリッチ(鹿島)
0−3 62分 仲間隼斗(鹿島)

【スターティングメンバー】
▼名古屋
ランゲラック、井上詩音、野上結貴、三國ケネディエブス、山中亮輔、和泉竜司、稲垣祥、森島司、久保藤次郎、キャスパー・ユンカー、パトリック

▼鹿島
早川友基、濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝、佐野海舟、知念慶、樋口雄太、仲間隼斗、土居聖真、チャヴリッチ

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