トッテナム、4発大勝で今季初のプレミア3連勝! ソンとB・ジョンソンのホットラインで2得点
2025年2月23日(日)2時3分 サッカーキング
ソン・フンミン(中央左)のアシストからブレナン・ジョンソン(中央右)が2得点 [写真]=Getty Images
アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、前節終了時点で9勝3分13敗の成績を残し、勝ち点「30」で12位につける。ボトムハーフに甘んじる苦しい戦いを強いられているが、プレミアリーグの戦いに限定すると、現在は今季2度目の連勝中。初の3連勝を目指し、3勝8分14敗の勝ち点「17」で降格圏の18位に沈むイプスウィッチの本拠地に乗り込んだ。
試合は立ち上がりの時間帯、イプスウィッチが立て続けにゴールを脅かす。キックオフ直後、トッテナムのハイプレスを剥がしたところから一気にスピードを上げ、最後はリアム・デラップがフィニッシュまで持ち込む。GKグリエルモ・ヴィカーリオに阻まれたボールをジェイデン・フィロジーンが狙ったが、ここもGKヴィカーリオが立ちはだかる。3分には左サイドを縦へ破ったデラップが右足で狙うも、枠を捉えることはできず、6分にはセットプレーからデラップがヘディングシュートを放ったが、ここはクロスバーに嫌われた。
良い入りを見せたのはイプスウィッチだったが、先手を取ったのはトッテナムだった。18分、アーチー・グレイからのロングフィードでボックス左へ侵入したソン・フンミンが、縦突破から中央へ折り返すと、最後はブレナン・ジョンソンが押し込む。トッテナムが先制に成功すると、直後にはまたもイプスウィッチが複数回にわたってゴールに迫ったものの、26分にはまたもソン・フンミンとB・ジョンソンの“ホットライン”で、トッテナムがリードを広げた。
イプスウィッチは幾度となくチャンスを創出しながら、仕留めきれないシーンが目立つ形となる。それでも36分、敵陣でルーズボールを収めたところから、カルヴィン・フィリップスがスルーパスを送り、ボックス左に侵入したジャック・クラークからの折り返しをオマリ・ハッチンソンが左足で沈めて1点を返す。
トッテナムの1点リードで後半へ折り返すと、多くの決定機が生まれた前半とは打って変わって、静かな時間が続く。決定機と呼べるようなシーンは限定的だったが、次の1点を奪ったのはトッテナム。77分、ジェド・スペンスが敵陣左サイドをドリブルで前進し、横へ預けると、前を向いたジェームズ・マディソンが細かいタッチでボックス内へ侵入。相手を引きつけて横へ流すと、動き直していたスペンスが右足でシュートを叩き込んだ。
勢いに乗るトッテナムは続く84分、右サイド抜け出したデヤン・クルゼフスキが、カットインから左足で内巻きの一撃でゴールネットを揺らす。シンプルな攻撃で、クルゼフスキが個のクオリティーを示し、勝利を決定付けた、
試合はこのままタイムアップ。この結果、トッテナムが今季のプレミアリーグでは初の3連勝を飾った。一方、前節アストン・ヴィラ戦を1−1で終え、連敗を止めていたイプスウィッチにとっては、痛い黒星となった。
次節は26日に行われ、トッテナムはホームでマンチェスター・シティと、イプスウィッチは敵地でマンチェスター・ユナイテッドと、それぞれ対戦する。
【スコア】
イプスウィッチ 1−4 トッテナム
【得点者】
0−1 18分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム)
0−2 26分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム)
1−2 36分 オマリ・ハッチンソン(イプスウィッチ)
1−3 77分 ジェド・スペンス(トッテナム)
1−4 84分 デヤン・クルゼフスキ(トッテナム)
【ゴール動画】ソン・フンミンからB・ジョンソンで2発!