2023年全日本ロードの暫定エントリーリスト公開。JSB1000は24台、ST1000は26台がフル参戦

　2月24日、MFJスーパーバイク公式ファンサイトは、2023年の全日本ロードレース選手権における年間暫定エントリーリストと指定ゼッケンを公開した。

　全8戦が開催される2023年の全日本ロード。JSB1000クラスは24台、ST1000クラスは26台、ST600クラスは28台、J-GP3クラスに18台がフル参戦する。前年比では、JSB1000クラスとST1000クラスは4台増、ST600クラスは5台減、J-GP3クラスは2台減となっている。

　また、前年度のランキング順にゼッケンナンバーが指定される制度も継続となる。2022年は中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）、ST1000の渡辺一馬（Astemo Honda Dream SI Racing）、J-GP3の尾野弘樹（Team P.MU 7C GALESPEED）の3名がゼッケン『1』を掲げていた。なお、この3名は2022年シーズンもチャンピオンを獲得したことから、引き続きゼッケン『1』が継続して使用される。

　そしてST600クラスは、2022年王者に輝いた荒川晃大（MOTO BUM HONDA）が2023年は同チームからST1000クラスにスイッチすることから、ゼッケン『1』は不在となる。

　JSB1000クラスについてはほとんどのメーカー、チームが参戦体制を事前に発表している。ベテランライダーが多く名を連ねるクラスだが、なかでもブリティッシュスーパーバイク選手権（BSB）で経験を積んだ水野涼がJSB1000に復帰。そして、同じくBSB経験者の高橋巧もST1000で全日本ロードに復帰となるので2023年シーズンの注目となる。

　さらに最高峰のJSB1000では、2023年よりカーボンニュートラル・フューエルが導入され、『JSB1000 Supported by ETS Racing Fuels』へと名称が変更されることにも注目だ。

　また、2022年から海外に向けた配信に力を入れていくため、チーム名はリザルト・プログラムに記載される名称として、ローマ字表記（30文字以内）となっていたが、こちらも継続となる。

　JSB1000、ST1000、J-GP3の3クラスでは2年連続で王者が同じとなっているが、2023年シーズンは新たなチャンピオンが現れるのだろうか。また台数が多く、毎戦激闘が繰り広げられているST600クラスの頂点に立つのは誰だろうか。各クラスのライダーが出揃った2023年シーズンの全日本ロードも開幕から目が離せない。

2023年全日本ロードレース選手権年間暫定エントリーリスト　※2023年2月24日時点

■JSB1000クラス（24台）

■ST1000クラス（26台）

■ST600クラス（28台）

■J-GP3クラス（18台）

※タイヤ略称／BS : BRIDGESTONE、DL : DUNLOP

※このリストは、2023年2月24日現在の年間暫定エントリーリストです。
※原則としてART登録時の年間申請データの一部をそのまま使用しています。
※チーム名（プログラム表示用）とは、プログラムに記載される名称です。
※年間エントリーの他に、各大会ではその大会のみのスポット参戦チーム・ライダーが参加します。
※現時点では未記載および未確定の部分もあり、このリストはこの後も予告なく随時内容の追加、変更、削除などが行われる場合があります。