元中国代表監督の李鉄氏が終身刑に? 1月には代表監督就任に向けた賄賂の存在を告白

2024年2月24日(土)9時17分 サッカーキング

元中国代表監督の李鉄(リー・ティエ)氏[写真]=Getty Images

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 過去にエヴァートンなどでプレーし、2021年12月まで中国代表監督を務めていた李鉄(リー・ティエ)氏が、終身刑を言い渡されたようだ。23日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在46歳のリー・ティエ氏は、エヴァートンやシェフィールド・ユナイテッドで現役時代を過ごし、2012年の引退後は、母国である中国の国内クラブで指導者としての経験を積んだ。2020年からはマルチェロ・リッピ前監督の後任として中国代表監督に就任。2021年12月に辞任した後、2022年11月に「重大な法律違反」の疑いにより中国当局の調査を受けていた。

 1月に中国の国営放送『CCTV』で、代表監督就任のための300万元(約6300万円)の賄賂と、武漢足球倶楽部の指揮官時代の八百長を告白していたリー・ティエ氏。「大変申し訳ない。頭を冷やし、正しい道を歩むべきだった」と反省を述べつつ、「当時のサッカー界では常識となっていたことがいくつかあった」と中国サッカー界の闇を暴露して話題となっていた同氏だが、違反行為の代償はあまりにも大きくなってしまったようだ。

 中国を拠点に活動する マーク・ドライヤー記者によると、今回の自白によりリー・ティエ氏は終身刑を言い渡された模様。一方で、中国メディア『捜狐』は、当時中国サッカー協会会長を務めていた陳雪源(チェン・シューユアン)氏と副会長だった杜兆才(ドゥ・ジャオツァイ)氏への求刑と、自身への求刑との差に納得できなかったリー・ティエ氏が控訴したと報じている。

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