「打球が飛ばない」巨人・坂本勇人の苦悩 次々と現れる「刺客」の存在

2023年2月25日(土)12時12分 ココカラネクスト

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 巨人・坂本勇人内野手(34)が25日の広島とのオープン戦(那覇)で今季初の対外試合に臨む。

 「6番・遊撃」で先発出場。昨年はレギュラー獲得以来、最少となる83試合出場にとどまった。再起を期す2023シーズン、最初の試合でどんな姿を見せるのか、注目される。

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 また今春のキャンプでは「ポスト坂本」としてイキのいい若手がアピールを続けている。ドラフト4位ルーキーの門脇誠(22=創価大)は再三、守備の好プレーでファンを魅了。打撃に加えて、球際の強さを首脳陣も高く評価している。

 またこの日から中山礼都(20)、岡田悠希(23)が1軍キャンプに合流。中山といえば昨季、遊撃として42試合に先発出場、門脇が出てくるまではポスト坂本の1番手候補とも見られただけに、遊撃争いの激化が予想されている。

 坂本本人は「生涯遊撃」を目標に掲げる中、高い壁であり続けられるか。自身ではある苦悩も抱えているという。最近は「打球が飛ばない」と悩み、首脳陣にも相談していた。

 この点に関しては球界内からも様々な意見が出ている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は、24日に更新した自身のユーチューブチャンネルで巨人キャンプを取材した際の話に触れている。

 実際に坂本とも久々に言葉を交わしたという高木氏は「確かに飛ばなくなっているということは自分でも感じているし、(以前の)飛距離が戻ってないことは本人も言っていた」という。飛距離アップを目指し、瞬発系トレーニングを取り入れてもなかなかすぐには飛距離に結びつかず、苦悩する様子も。

 坂本に関して高木氏も「年齢的に飛距離が落ちたりというのは否めない」とした上で「それをカバーする技術がある」と続ける。

 守備に関しても「問題ない。ハンドリングも健在だし」と評し「2割8分、20本打ってくれれば十分」と具体的な数字を挙げ、奮起を促したのだ。

 またシーズンを離脱なく戦うためには「少し休みを入れてあげた方がいい」と提言。かねてから、体の負担が大きくかかる遊撃ポジションを長く守ることで「勤続疲労」も心配されていたとあって、シーズン中も定期的に休みをはさみつつの起用を勧めた。

 最後には「必ずもう1度這い上がってくる」と坂本にエールを送った高木氏。31歳10か月で2000本安打を達成とこれまで多くの金字塔を積み上げてきた。背番号6は再び輝きを取り戻せるか、プロ人生の分岐点となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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